転職・キャリアアップ

地方からでもIT転職はできる|フルリモート求人を見つけるためのGreen活用方法

「東京の企業に転職したい。でも、引っ越すわけにはいかない」
そんなジレンマを抱えたまま、転職活動を止めていませんか?

地方に住んでいることが原因で「良い求人がない」「都内限定ばかり」と、転職サイトを開いては閉じる日々が続いている人もいるでしょう。
しかし、フルリモート勤務で都心の企業に正社員として勤めている方も数多くいます。出社はゼロ。地元にいながら、仕事にフルコミットできる環境。

この記事では、

  • 地方在住者が直面する「転職の壁」

  • フルリモート勤務のリアルと注意点

  • 私が実際に使った転職サイトGreenでの探し方

を中心に、「地元にいながらキャリアをあきらめない」ための実践的なノウハウを共有します。

目次

地方でのIT転職、なぜ難しいのか?現実と課題

フルリモート勤務が広がったとはいえ、地方在住者が転職しやすくなったかというと、まだ課題は残っています。
とくにIT業界の求人には、「場所に縛られないはずなのに、なぜか都市部限定」という不思議な矛盾が潜んでいるのです。

求人のほとんどが「東京近郊勤務」を前提にしている

大手の求人サイトを見ると、「フルリモートOK」と書かれていても、
注釈で「ただし関東在住者に限る」「緊急時は出社の可能性あり」と書かれていることが多々あります。

つまり、「実質的に都内在住者しか応募できない」ケースが多いのです。

面接段階で“物理的距離”を理由に落とされることも

Web面接が当たり前になったとはいえ、
「やっぱり近くの人が安心」「いざというときに来社できないのは…」といった理由で、
最終面接で落とされるケースも少なくありません。

地方からの応募者は、スキル以外の“心理的ハードル”を越える必要があるのが現実です。

地元の求人はITスキルに見合った待遇が出にくい

もう一つの課題は、地元企業の求人が少ない or 安すぎるということ。
せっかくエンジニアとしてスキルを磨いても、「地元じゃ給料が出ない」「そもそもWeb制作会社しかない」というケースは非常に多いです。

だからこそ、地元企業に就職するのではなく、“地元にいながら都市部企業で働く”道が重要になるのです。

リモート勤務求人の特徴と見抜き方

「フルリモートOK」と書かれている求人でも、実際には“名ばかりリモート”だったり、
「週1出社が原則です」といった“実質ハイブリッド”なケースが少なくありません。

ここでは、本当にリモートで働ける企業かどうかを見極めるためのポイントを紹介します。

求人票の「補足文」にこそ真実がある

求人タイトルや概要だけで「フルリモート」と記載があっても、
詳細欄にこうした文言がある場合は要注意です。

  • 「業務に慣れるまでは出社あり」

  • 「重要なミーティングは出社をお願いすることがあります」

  • 「基本リモートですが、出社日あり(相談)」

こういった記述は“実質出社あり”のサインです。
気になる企業があれば、求人票の下部まで必ず目を通し、補足条件を見逃さないようにしましょう。

「フルリモート実績あり」「全国どこでもOK」は安心材料

逆に、以下のような記載があればリモート体制が整っている可能性が高いです。

  • 「全国どこでも勤務可能」

  • 「入社初日からフルリモート可」

  • 「リモートワーク制度あり(実績多数)」

  • 「Slack/Notion/Zoom等での完全オンライン業務」

このような記載があれば、地方在住者でも働ける可能性が高く、
制度としてだけでなく“文化として根付いている”職場だと判断できます。

社員の声や口コミサイトもチェック

可能であれば、以下のような情報源から「実際にリモートで働いている人の声」を探しましょう。

  • Green掲載企業の「社員インタビュー」欄

  • 転職会議、OpenWorkなどのクチコミサイト

  • 企業公式ブログや採用note記事

たとえば、「Slack中心でストレスなく仕事が進んでいます」「フルリモートでも評価面談が定期的にあり安心」など、
実態を示す情報があれば信頼度が高まります。

カジュアル面談では“確認すべき質問”を準備しておく

リモート勤務の実態は、面談で直接聞くのがもっとも確実です。
以下のような質問をリストアップしておき、会話の中で自然に確認するのがおすすめです。

  • 本当にフルリモートですか?出社の頻度や必要性は?

  • 入社後の研修やオンボーディングはどう進めますか?

  • チームの中に、すでに地方在住の社員はいますか?

  • 業務の進捗管理や報告方法は?対面でないと不利になる場面は?

この時、ただ聞くだけでなく、「地方在住だからこそリモート環境を活かせます」といった一言を添えると印象も良くなります。

Greenでフルリモート求人を探す方法

Greenは、IT・Web業界に特化した転職サイトの中でも「柔軟な働き方」を推す企業が多く、
フルリモート・地方在住者歓迎の求人を見つけやすいのが特長です。

とはいえ、求人の母数が多い分、探し方を間違えるとミスマッチな企業ばかり表示されることも
ここでは、フルリモート求人を的確に絞り込むコツを紹介します。

「リモート勤務OK」でフィルターをかける

まずは検索画面の「こだわり条件」から、以下のようにフィルターを設定しましょう。

  • 【働き方】→「リモートワーク可」または「フルリモート」

  • 【勤務地】→「全国から応募可」

  • 【企業の特徴】→「少数精鋭」「柔軟な働き方」など

この設定だけで、“東京勤務のついでにリモート可”な企業を避けることができます。

「地方在住OK」「居住地不問」などのキーワードで求人を精査

検索後に表示される求人の中でも、「本当に地方でも働けるか」を見抜くためには、
求人票に含まれる文言に注目するのがポイントです。

✔️ 安心感のあるフレーズ例:

  • 「全国どこからでも勤務OK」

  • 「フルリモートで働く社員が多数在籍」

  • 「地方在住者の入社実績あり」

こうした表現が明記されていれば、制度ではなく“実態”としてリモートが機能している企業と判断できます。

スカウトメールを活用し、“リモートOK企業”側からのオファーを待つ

プロフィールをしっかり整えておけば、Greenでは企業側からスカウトメールが届きます。
特に「地方在住・フルリモート希望」と明記しておくと、最初から理解ある企業だけが声をかけてくれるというメリットがあります。

プロフィール欄に書くべき一文の例:

「地方在住のため、フルリモート前提での働き方を希望しています。Slack・Notion・Zoom等の使用には慣れており、コミュニケーションも問題ありません。」

カジュアル面談で「地方でも働きやすい環境か」を具体的に確認する

先述のとおり、カジュアル面談では求人票に書かれていない実態を知るチャンスです。

確認すべき点の一例:

  • 地方在住者の割合と定着率

  • 業務中のコミュニケーション方法(チャット中心か、口頭中心か)

  • 時差・時間の柔軟性(地方の子育てや介護事情にも配慮してくれるか)

  • 会議・評価・研修など、オンラインで完結しているか

企業比較に迷ったら「フルリモート継続率」で優先順位をつける

候補が複数ある場合、「制度」よりも「実績」で比べるのが確実です。

例:

  • A社:「フルリモート制度あり(制度導入半年)・出社との併用OK」

  • B社:「創業当初からリモート前提・全社員が全国から勤務中」

このように、どちらが“文化として定着しているか”を比較することで、
入社後のギャップを減らすことができます。

地方からのフルリモート勤務を成功させるために|他転職サイトとの比較と落とし穴対策

フルリモート勤務の求人は増えているとはいえ、
「制度だけあって実態がない企業」や「地方在住者には実質NG」なケースもまだまだ存在します。

ここでは、地方在住者が“長く安心して働ける”環境に出会うための工夫と、Greenを含めた主要転職サイトの比較をまとめました。

よくある“フルリモート求人の落とし穴”

よくある罠 内容 対策
「フルリモート可」だが、実際は“条件付き” 入社後しばらくは出社前提、緊急時にはオフィス対応など 面談時に「実際の出社頻度」を必ず確認する
出社不要でも“都市圏在住者限定” 災害時・セキュリティ対応などの名目で都内在住を求めるケースあり 求人票の備考欄・会社HPまでチェック
“フルリモート”だけが魅力の企業に飛びつく 社内体制や人間関係が悪くてもリモート可だけで入社を決断してしまう リモート環境以外の要素(社風・ミッション・育成)も確認する

主要転職サイトとの「地方×フルリモート求人」比較

比較項目 Green リクナビNEXT doda Wantedly
IT職種の特化度 ◎(特化型) △(総合) △(総合) ◯(IT・スタートアップ寄り)
フルリモート求人の多さ ◎(検索しやすい・実績も多い) △(条件指定が曖昧) △(「テレワーク相談可」が多く実態が読めない) ◯(柔軟な表記多いが制度整備の差あり)
地方在住者への明示 ◎(全国応募歓迎求人あり) ×(東京・大阪集中) △(一部求人に明記) ◯(地方発企業も増えている)
文化的フィット確認 ◎(カジュアル面談あり) ×(書類→面接の堅い流れ) △(担当者経由で緩和可能) ◯(カジュアル面談可)
実体験ベースの情報掲載 ◎(社員インタビュー・事業ブログ) ×(求人広告中心) △(エージェントに確認要) ◯(note等に導線あり)

🔎結論:
地方×フルリモート求人を探すなら、IT業界に特化し「カジュアル面談→実態確認」ができるGreenが最も現実的
他サイトでは条件の確認に一手間多く、実態とのギャップに注意が必要です。

地方からでも長く働き続けるために意識したいこと

✔️ 自己管理力よりも「環境とツール」で補う視点を持つ

 時間を守れない、集中できない──その多くは環境が原因です。
 Slack通知、Apple Watchアラーム、Notionでの自己チェックなどを組み合わせることで、地理的距離をカバーできます。

✔️ 孤独対策は「会話の定期化」と「雑談の許容」

 地方×リモート勤務では、人とのつながりが希薄になりやすいです。
 定例の1on1、バーチャルランチ、Slackでの雑談チャンネルなど、心理的に孤立しない仕組みがあるかを事前に確認しましょう。

✔️ 家族や地域事情にも配慮できる職場を選ぶ

 子育てや介護、地域行事など、地方特有の事情にも理解がある会社は、実は都市部の中小企業に多いです。
 「地域や家庭の事情も含めて話せる空気」がある企業かどうかを、面談で見極めてください。

まとめ|地元にいながら、都市部の仕事を選ぶ時代へ

「フルリモートって、都内の一部のエリートだけの話でしょ?」
かつての自分は、そんなふうに思っていました。

満員電車にも乗らず、家族と夕飯を囲み、集中できる環境で成果を出す。
それは決して“特別な才能”がある人だからではなく、自分に合った求人とサービスを選び直すだけです。

✅ 地方在住のIT人材が、フルリモート転職を成功させるために

  • 都市部にしかない仕事も、今やリモートで“地元から”手が届く

  • Greenなら、カジュアル面談で「実際の働き方」を先に確認できる

  • 他の転職サイトと比較しても、地方×フルリモートのマッチング精度は高い

  • ただし、“実質出社あり”などの落とし穴には注意が必要

  • 自分に必要な条件を明確にし、ツールや仕組みで定着まで支えることが大切

あなたが今いるその場所からでも、
キャリアは、環境は、働き方は、もっと自分に合った形に変えられます。

「引っ越しはできないから」と諦める前に。
「もうフリーランスしかないのかな」と迷う前に。

まずは、話すことから。
Greenのカジュアル面談は、その最初の一歩になるはずです。

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