「前はもっと簡単にフォロワー増えた気がするのに、最近まったく伸びない…」
そんな違和感を抱えている人、実はかなり多いと思います。かくいう私もそのひとり。X(旧Twitter)でフォロワーを増やそうと試行錯誤する中で、「伸びない理由」が明らかに変わってきたと感じるようになりました。
特に2024年〜2025年にかけて、広告配信の停止やアルゴリズムの変化により、フォロワー獲得の難易度が確実に上がっています。
この記事では、「なぜ今、Xでフォロワーを伸ばすのが難しいのか?」を明らかにしながら、現在の状況でも着実に成果を出すための基本戦略を、私自身の経験とともにお伝えしていきます。
目次
Xフォロワー獲得の難易度が上がった理由とは?
最近、「Xで投稿してもいいねもフォロワーも全然増えない」という声をよく耳にします。これは気のせいではありません。実際にプラットフォームの仕組みや環境が大きく変わっているのです。
1. 広告配信機能の終了
かつては「プロモツイート」で初速をつけたり、ターゲット層へリーチしやすかったX広告ですが、2023年以降、大規模な仕様変更が行われました。結果として、少額での広告運用が難しくなり、個人レベルでは発信のブーストがかけづらくなっています。
2. アルゴリズムの変化と“権威性”重視
Xでは現在、「新しいアカウント」よりも「継続的に活動しているアカウント」や「コミュニティで信頼されているアカウント」が優遇される傾向が強まっています。つまり、フォロワーが少ない=評価が低く表示も減る、という悪循環が起きやすい状況です。
3. コンテンツの飽和と差別化の難易度
ノウハウ系、名言系、日常系の投稿など、ジャンルが飽和しており、よほどユニークな切り口や見せ方がなければ埋もれてしまいます。かつてのような「投稿したら自然に拡散される」状態はもう期待できません。
こうした背景を知らずに、かつての手法のままで運用していても、フォロワーが増えないのは当然なのです。
今の時代に合わせたX運用「3つの基礎戦略」
環境が変わった以上、旧来の「いいね稼ぎ投稿」や「ただの情報発信」ではもはや通用しません。ここでは、2025年時点でも着実にフォロワーを伸ばすための“基礎的かつ実行可能な戦略”を3つ紹介します。
1. 目的を明確にしたプロフィール設計
フォロワー獲得で最も重要なのは、どんな投稿をするかよりも「誰に、何のためにフォローされるのか」という軸が明確であることです。
- 「副業初心者向けに実体験を発信しています」
- 「読書×メンタルヘルスをテーマに毎日更新中」
など、誰にとって有益かが一目で伝わるプロフィールと固定投稿の整備が最優先です。
2. 一貫性のあるテーマ運用と“型”の活用
現代のXでは「なんとなく書いたバズ狙い投稿」は伸びにくいです。むしろ重要なのは「テーマの一貫性」と「発信フォーマットの統一」。
- 毎朝7時に「今日のメンタルチェック投稿」
- 週3で「3分で読める◯◯解説」
など、フォロワーが「何を期待できるか」が明確だと継続フォローされやすくなります。
3. リプ活・引用リポストを“戦略的”に使う
単なる拡散狙いではなく、「自分のターゲット層が集まる投稿に的確に反応する」という視点が必要です。
- 共感度が高い投稿に一言引用リポストで乗る
- ターゲットが反応しているアカウントにリプライで存在感を出す
といった“周辺戦略”は、今のXでこそ有効です。コンテンツ力だけで勝負しようとせず、相互作用を活用していく視点が大切です。
この3つを徹底するだけでも、「伸び悩み」は確実に改善されていきます。
やってはいけないX運用の落とし穴
フォロワーがなかなか増えない理由の多くは、「努力しているのに方向性を間違えている」ことにあります。ここでは、意外と多くの人が陥っている“逆効果”な運用例を紹介します。
1. 「とりあえず毎日投稿」して満足する
「継続が大事」という考えは正しいですが、内容が曖昧で誰に向けたものかわからない投稿を量産しても、効果はほとんどありません。
例:
- 毎朝「おはようございます」だけの投稿
- 日記風の「今日は◯◯してきました」
こうした投稿は自己満足になりがちで、フォロワーに価値が伝わらず、エンゲージメントが伸びにくいです。
2. バズった投稿ばかり狙う
一時的にインプレッションが伸びても、それが「継続フォロー」や「関心のある層」につながらなければ意味がありません。
- 炎上系・煽り系に寄せる
- 他人のコンテンツをなぞるだけの投稿
こうした行動はむしろ信用を下げてしまい、長期的には損失になります。
3. “業界あるある”に偏りすぎる
たとえばWeb制作や副業系のアカウントで、「共感を狙ったあるある投稿」だけを続けている人が多いですが、それは「業界内の人」にしか届きません。
フォロワーを増やしたいなら、もっと“初心者”や“これから興味を持つ層”に刺さる投稿も必要です。
努力が報われないと感じるときこそ、まずは「間違った努力をしていないか?」を見直すことが大切です。
今後フォロワーを伸ばすためのロードマップ
「難しくなった」と言われる今のXでも、正しい道筋を踏めば、フォロワーは必ず増やせます。ここでは、実践的な運用の流れ=“成長ロードマップ”を整理します。
Step 1:アカウントの「目的」と「価値」を言語化する
まずは、「誰のために」「どんな情報を届けるアカウントなのか?」を明確に言語化しましょう。
- 「副業を始めたい初心者に、実践的なノウハウを発信」
- 「メンタルヘルスに悩む人向けに、毎日1つの気づきを届ける」
この時点で「フォローする理由」がはっきりしなければ、投稿の方向性も定まりません。
Step 2:投稿の“型”を決めて継続する
投稿内容に迷わないよう、あらかじめ「型」を用意しておくと効率的です。
- 月:実体験投稿
- 水:学び・まとめ系
- 金:週末に向けた振り返りor雑談
曜日ごとに役割を分けたり、テンプレートを活用することで、習慣化が可能になります。
Step 3:定期的な振り返りと改善
週1回は以下をチェックして改善につなげましょう。
- どの投稿が反応が良かったか
- どんな時間帯・フォーマットが効果的か
- 新たにフォローされたアカウントの属性は?
分析→仮説→改善のサイクルをまわすことで、次第に「伸びやすい型」「自分に合った戦略」が明確になります。
「時代に合ったやり方」にアップデートする意識が、これからのX運用では一層重要になります。
フォロワーが増えない今だからこそ、基本に立ち返ろう
「Xはもうオワコン」「今から始めても無理」…そんな声も多くなってきた今だからこそ、やるべきことはシンプルです。
- なぜ難易度が上がったのかを理解する
- 今の環境に合った戦略を知る
- 小手先でなく“基本”を丁寧に積み上げる
フォロワー数だけを追いかけるよりも、「誰に価値を届けるか」「どんな関係性を築くか」を重視して運用する方が、結果として良質なフォロワーに繋がりやすくなります。
SNSは変化し続ける世界ですが、発信の“本質”はそう簡単には変わりません。
遠回りのようでいて、最も堅実な方法を選び直すことこそ、今の時代における最短ルートなのかもしれません。