ブログを立ち上げて、いざ「収益化するぞ!」と意気込んだはいいものの、「アフィリエイト」と「Google AdSense(グーグルアドセンス)」って、そもそも何が違うの?どっちから始めればいいの?
…と、カタカナの羅列に頭を抱えていませんか。
どうも、ハルです。
僕もADHDの特性(忘れ物や遅刻は日常茶飯事…)で会社員に馴染めず、転職を繰り返した結果、「自分で稼ぐスキル」を身につけようとブログ運営の世界に飛び込みました。
今でこそ企業でマーケティングを担当しつつ、個人でもメディアを運営していますが、始めたての頃は本当にチンプンカンプン。ASP? 成果報酬? なんでクリックだけでお金がもらえるの?と、混乱していたのを覚えています。
特にブログ初心者のうちは、この二つの違いを曖昧にしたまま始めると、「こんなはずじゃなかった…」と遠回りになりがちです。
この記事では、WordPressブログでの収益化を目指すあなたに向けて、
- アフィリエイトとAdSenseの「根本的な仕組み」の違い
- どっちが「稼ぎやすい」のか、向いているのか
- 初心者がまず取り組むべきはどっちか
これらを、僕自身の経験も踏まえつつ、できるだけ分かりやすく解説していきます。この記事を読み終える頃には、あなたが今どちらを選ぶべきか、明確な答えが出ているはずです。
目次
アフィリエイトとAdSenseの「根本的な違い」とは?
さて、まずは一番大事な「アフィリエイトとAdSenseの違い」について。この二つ、似ているようで収益が発生する仕組みが「まったくの別物」なんです。
この違いを理解していないと、選ぶべきジャンルや記事の書き方も間違ってしまいます。僕も最初はごちゃ混ぜにしていて、AdSenseメインの雑記ブログなのに必死に高単価案件をねじ込もうとして、まったく成果が出ない…なんて失敗もしました。
まずは「どうやってお金が生まれるのか」という構造の違いをしっかり押さえましょう。
成果報酬型(アフィリエイト) vs クリック報酬型(AdSense)
両者の最大の違いは、報酬が発生する「タイミング」です。
- アフィリエイト = 成果報酬型
- Google AdSense = クリック報酬型
これだけ聞いてもピンと来ないですよね。もっと具体的に分解します。
アフィリエイト(成果報酬型)は、あなたのブログで「商品やサービスを紹介」し、読者がそのリンク経由で「購入」や「申込み」を完了させた時点で、あなたに報酬(紹介料)が入る仕組みです。
いわば、「Web上の営業マン」や「紹介代理店」のようなイメージですね。
例えば、あなたが転職エージェントを紹介する記事を書き、「ここがおすすめです!」と貼ったリンクから読者が登録を完了させたら、1件につき数千円、といった具合です。どれだけ記事が読まれても(PVが多くても)、商品が売れなければ報酬はゼロ。その代わり、1件売れた時のリターン(単価)が大きいのが特徴です。
Google AdSense(クリック報酬型)は、あなたのブログに「広告枠」を提供し、その広告が読者に「クリック」された時点で、あなたに報酬が入る仕組みです。
こちらは、「Web上の広告看板(場所貸し)」のイメージ。
あなたのブログの内容や読者の興味に合わせて、Googleが広告を自動で表示してくれます。読者がその広告を(別に商品を買わなくても)クリックするだけで、1クリックあたり数円〜数十円がチャリンと入ります。単価は安いですが、記事を読んでもらいさえすれば(PVが多ければ)、内容に関わらず収益が発生する可能性があります。
収益構造の仕組みの違いをテーブルで比較
言葉だけだと分かりにくいので、両者の「仕組み」と「登場人物」をテーブル(表)で整理してみましょう。
| 比較項目 | アフィリエイト (ASP) | Google AdSense |
|---|---|---|
| 収益モデル | 成果報酬型 | クリック報酬型(一部、表示報酬もあり) |
| 収益発生の条件 | 読者が商品購入・サービス申込を「完了」させた時 | 読者が広告を「クリック」した時 |
| 主な登場人物 | 読者、広告主(企業)、ASP(仲介業者)、ブロガー | 読者、広告主(企業)、Google(仲介・運営)、ブロガー |
| 報酬単価の目安 | 高い(数百円〜数万円/件) | 低い(数円〜数十円/クリック) |
| ブロガーの役割 | 商品の魅力を伝え、「行動(購入)」を促す | 読者の興味を引くコンテンツを提供し、「広告枠」を見てもらう |
| 管理の手間 | 案件選び、提携申請、紹介記事の作成、リンク管理が必要 | 広告コードを設置すれば、広告は(ほぼ)自動表示 |
見ての通り、アフィリエイトは「ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)」という仲介業者を介して、広告主(企業)と直接的ではないですが提携し、「売る」ことにコミットします。
対してAdSenseは、「Google」という巨大なプラットフォームがすべての広告主とブロガーの間に入り、広告の配信から収益の支払いまでを一括で管理してくれます。
まとめると、
- アフィリエイト: 高単価だが、読者に「行動(購入)」してもらう必要があり、難易度は高め。
- AdSense: 低単価だが、読者が「クリック」するだけで良く、ハードルは低め。
という根本的な違いがあります。
(ADHDの僕からすると、過集中して「売る記事」を1本作り込むアフィリエイトと、仕組み化して「PVを集める」ことに注力するAdSense、どちらも特性の活かし方があるなと感じています)
それぞれのメリット・デメリットを徹底比較
仕組みの違いがわかったところで、次に「じゃあ、自分にとってはどっちが良いの?」を判断するために、それぞれのメリットとデメリットを深掘りします。
ここを理解しておかないと、「AdSenseで稼ごうと思ったのに、全然アクセスが集まらないジャンルを選んでしまった」とか、「アフィリエイトをやりたいのに、売る商品がないテーマで始めてしまった」というミスマッチが起こります。
僕もADHDの「見切り発車」の特性で、ASPに登録した勢いのまま、ろくに売る案件もないジャンルで記事を量産して時間を無駄にしたことがあります…。そうならないよう、冷静に比較検討していきましょう。
アフィリエイトのメリット/デメリット
まずは、高単価が魅力のアフィリエイトから。
アフィリエイトのメリット
- 収益性が高い(青天井)
最大のメリットはこれです。1件数千円〜数万円という高単価案件も多く、少ないアクセス(PV)でも大きな収益を上げられる可能性があります。月に数件成約するだけで、AdSenseの何万PV分にもなるケースは珍しくありません。 - 「売るスキル」が身につく
読者の悩みを理解し、その解決策として商品を紹介し、行動してもらう。この「セールスライティング」や「マーケティング」のスキルは、ブログ運営以外でも、僕のように会社員として働く上でも強力な武器になります。 - 紹介したい商品を自分で選べる
AdSenseは広告が自動表示されますが、アフィリエイトは自分が「これは良い」と納得した商品やサービスだけを選んで紹介できます。ブログの専門性や信頼性を保ちやすいのも強みです。
アフィリエイトのデメリット
- 収益発生のハードルが高い
最大のデメリットです。読者にクリックしてもらうだけでなく、「購入」や「登録」という具体的な行動をしてもらわないと、1円にもなりません。初心者が最初の1円を稼ぐまでのハードルはAdSenseより高いと言えます。 - 案件が終了(停止)するリスクがある
紹介していた商品が急に販売停止になったり、ASPでの提携が終了したりすることがあります。そうなると、その記事からの収益はゼロに。特定の案件に依存しすぎると危険です(これは僕も経験があり、主力案件の停止で収益が激減した苦い記憶が…)。 - 専門知識や深いリサーチが必要
「なんとなく良さそう」程度の紹介では、読者の心は動きません。なぜその商品が良いのか、他の商品と何が違うのかを、深くリサーチし、説得力のある記事(コンテンツ)を作る必要があります。ADHDの「過集中」が活きる部分でもありますが、興味のない分野だと逆に苦痛になるかもしれません。
Google AdSenseのメリット/デメリット
次に、クリックだけで収益になるAdSenseです。
Google AdSenseのメリット
- 収益発生のハードルが低い
読者が広告をクリックするだけで収益が発生するため、アフィリエイトに比べて「最初の1円」を稼ぐハードルは格段に低いです。この「自分でお金を生み出せた」という小さな成功体験が、ブログ継続のモチベーションになります。 - 記事の内容を選ばない(雑記ブログと相性が良い)
広告はGoogleが自動で最適化してくれるため、ブロガーは「売る商品」を意識する必要がありません。自分の書きたいこと、好きなことを書く「雑記ブログ」でも収益化しやすいのが最大の強みです。 - 一度設定すれば「ほぼ自動化」できる
最初に広告コードをブログに設置してしまえば、あとは記事を書くことに集中できます。アフィリエイトのように「この案件は今月までだ!」とリンクを貼り替えたり、新しい案件を探したりする手間が(ほぼ)ありません。
Google AdSenseのデメリット
- 単価が非常に低い
1クリックあたりの単価は数円〜数十円程度。大きく稼ぐには、とてつもないアクセス数(PV)が必要になります。目安として「1PV=0.2円〜0.5円」程度と言われることもあり、月1万円を稼ぐにも数万PVが必要になる計算です。 - 審査に合格する必要がある
誰でもすぐに始められるわけではなく、Googleの審査に合格しなければ広告を掲載できません。この審査が年々厳しくなっているとも言われており、ある程度の記事数やコンテンツの質が求められます。 - 広告を自分で選べない(規約違反のリスク)
表示される広告は選べません。まれに自分のブログの雰囲気と合わない広告が表示されることも。また、「自分でクリックする」「クリックをお願いする」などの規約違反(ポリシー違反)をすると、最悪の場合アカウントが停止される厳しい側面もあります。
ブログジャンル別に見る、どっちが向いてる?
メリット・デメリットがわかったところで、次に悩むのが「じゃあ、自分の書きたい(書こうとしている)ジャンルでは、どっちが効率的なの?」という点ですよね。
ここを間違えると、まさに「アフィリエイト向きのジャンルなのにAdSense広告だらけ」とか「AdSenseで稼ぐべきジャンルなのに紹介する商品がなくて空回り」という、収益化の遠回りルートに入ってしまいます。
僕自身、ADHDの特性で「あれもこれも」と手を出した結果、運営しているメディアの方向性がブレブレになった時期があります。ですが、マーケティングの観点から言えば、「ジャンルの特性」と「収益化の手段」を一致させることは鉄則です。
雑記・日記ブログなら「Google AdSense」
もしあなたが、「特定のジャンルに縛られず、日々の出来事や趣味、ニュースなど、自分の書きたいことを幅広く書きたい」という場合。
いわゆる「雑記ブログ」や「日記ブログ」は、Google AdSenseとの相性が抜群です。
理由はシンプルで、雑記ブログは「紹介すべき特定の商品(アフィリエイト案件)」が存在しないテーマ(例:今日のランチ、〇〇というニュースへの感想)を扱うことが多いからです。
アフィリエイトを主軸にしようとしても、記事ごとに関連する商品を探すのは困難ですし、無理やり紹介リンクを貼っても読者から「なんでここで急に転職の話?」と不信感を持たれてしまいます。
その点、AdSenseであれば、記事の内容や読者の興味関心に合わせてGoogleが自動で広告を選んでくれるため、あなたは「売ること」を意識せず、純粋に「読まれる記事(アクセスを集める記事)」を書くことに集中できます。
AdSenseが向いているジャンルの例:
- 日常の出来事を綴る日記
- 趣味(例:映画鑑賞、読書、ゲーム)の感想
- ニュースやトレンドに対する考察
- (特定の商品レビューではなく)体験談やエッセイ
ただし、前述の通り、AdSenseは「大量のアクセス(PV)」があって初めてまとまった収益になります。まずは記事を書きため、多くの人に読んでもらうメディアに育てる必要があります。
商品レビュー・ノウハウ系なら「アフィリエイト」
逆に、あなたが「特定ジャンルの専門家」として、あるいは「深くリサーチした情報」を発信したい場合。
例えば「転職」「ガジェット」「美容」「プログラミング学習」など、読者の明確な「悩み」や「欲求」を解決するジャンル(いわゆる特化ブログ)は、**アフィリエイトが最適**です。
なぜなら、これらのジャンルを検索する読者は、「悩みを解決できるなら、お金を払ってでも商品やサービスを利用したい」と(潜在的に)考えていることが多いからです。
アフィリエイトが向いているジャンルの例:
- 商品レビュー系:
- 例:最新スマホの比較、この化粧水を使って感じたこと
- 読者の悩み:「どれを買えばいいか分からない」「失敗したくない」
- 解決策(アフィリエイト):「AとBを比較した結果、あなたにはコレがおすすめ」
- ノウハウ・サービス紹介系:
- 例:僕が実践した転職活動のコツ、おすすめのプログラミングスクール
- 読者の悩み:「転職を成功させたい」「スキルを身につけたい」
- 解決策(アフィリエイト):「この転職エージェント(僕も使った)に登録しよう」
こうした記事では、読者の悩みに寄り添い、その解決策として商品やサービスを具体的に提示することが自然な流れとなります。
ここでAdSense広告を表示させるとどうでしょう。読者が悩みを解決するためにあなたの記事を真剣に読んでいる最中に、関係のない広告がクリックされてしまい、せっかくアフィリエイトリンクを踏んでくれる(=高単価の収益になる)チャンスを逃してしまう(=数十円の収益で終わる)ことになりかねません。
AdSenseとアフィリエイトは併用も可能ですが、もしあなたが「稼ぐこと」を本気で目指すなら、収益の柱となるジャンルではアフィリエイトに集中し、AdSenseはあくまで「補助」と考えるのがセオリーです。
結局、WordPressブログ初心者におすすめなのはどっち?
ここまで仕組みの違いやジャンル別の向き不向きを解説してきましたが、一番知りたいのは「結局、右も左もわからない初心者はどっちから手をつければいいの?」という点ですよね。
これ、僕もめちゃくちゃ悩みました。ADHDの特性上、「早く結果が欲しい!」という焦りと、「でも失敗して無駄なことはしたくない」という不安がぐるぐる回って、結局どっちつかずになったり…。
この問いに対する答えは、残念ながら「全員こっち!」という単純なものではありません。あなたの「目的」によって、正解が変わるからです。
「早く1円でもいいから稼ぐ体験をしたいのか」、それとも「時間はかかっても大きく稼げるようになりたいのか」。このどちらを優先するかで、選ぶべき道筋は異なります。
「最初の1円」を早く得たいならGoogle AdSense
もしあなたが「ブログで稼ぐって、本当にできるの?」という不安を抱えていて、まずは「自分でお金を生み出す」という小さな成功体験を積みたいなら、Google AdSenseから挑戦するのがおすすめです。
アフィリエイトは、読者の悩みを深く理解し、セールスライティングを駆使して「購入」まで導く必要があり、初心者が最初の1件を成約させるのは(ジャンルにもよりますが)簡単ではありません。
僕も最初の頃、渾身のレビュー記事を書いてもまったく売れず、「やっぱり自分には才能ないかも…」と落ち込んだ時期が長くありました。
その点、AdSenseは(審査にさえ通れば)クリックされるだけで収益が発生します。たとえ「うまい棒1本分(1クリック数十円)」だとしても、自分のブログから報酬が上がったという事実は、何物にも代えがたいモチベーションになります。
ADHDの特性として「飽きっぽい」「継続が苦手」という側面がある僕のようなタイプは特に、この「小さな報酬(成功体験)」が燃料になって、次の記事を書くエネルギーになるんです。
ただし、AdSenseは「稼ぐ」というより「継続のためのお小遣いを得る」という側面が強いことは忘れてはいけません。
収益の「最大化」を本気で狙うならアフィリエイト
もしあなたが「お小遣い稼ぎじゃなく、本気でブログ収益を最大化したい」「将来的にはブログ収益だけで生活したい」と考えているなら、最初からアフィリエイトを主軸に据えることを強くおすすめします。
AdSenseは、どれだけ頑張っても収益は「アクセス数(PV)× クリック単価」の枠を超えることはありません。月100万PVを集めるようなトップブロガーにならない限り、AdSenseだけで大きく稼ぐのは非常に困難です。
一方、アフィリエイトは「アクセス数(PV)× 成約率(CVR)× 報酬単価」。
たとえアクセスが少なくても(例えば月1万PVでも)、成約率の高い記事が書けて、報酬単価が高い案件(例:1件1万円)を扱っていれば、AdSenseとは比べ物にならない額を稼ぐことが可能です。
もちろん、アフィリエイトで結果を出すには、SEO(検索エンジン最適化)の知識、読者の検索意図を満たすライティング、そして「売るため」のマーケティング視点が必要不可欠。僕が今、企業でマーケ担当として働けているのも、ブログでこのスキルを必死に学んだからです。
道のりは険しいですが、その先にあるリターンはAdSenseより圧倒的に大きい。それがアフィリエイトです。
初心者の戦略まとめ:
- 継続の自信がない、まず成功体験が欲しい → AdSense から(ただし審査あり)
- 時間はかかっても大きく稼ぎたい、売るスキルを磨きたい → アフィリエイト に挑戦
WordPressブログでの始め方【簡単ステップ】
「よし、自分はこっちのタイプで進めてみよう!」と決まったら、次は具体的な「始め方」です。どちらを選ぶにしても、WordPressブログという「自分のお店(メディア)」を持っていることが大前提になります。
(もし、まだWordPressブログ自体を持っていない、という場合は、先にサーバーを契約してWordPressをインストールする必要があります。その話は長くなるので、また別の記事で詳しく解説しますね。)
ここでは、すでにWordPressブログを持っている前提で、アフィリエイトとAdSenseをそれぞれどう導入していくのか、その「最初のステップ」を解説します。
アフィリエイトの始め方(ASP登録)
アフィリエイトを始めるのは、実はAdSenseよりも手続き的には簡単です。審査がない(もしくは緩い)ASPに登録すれば、その日のうちに広告リンクを取得できることもあります。
ステップ1: ASPに登録する
ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)は、広告主(企業)と僕らブロガーを仲介してくれるサービスです。まずはここに登録しないと始まりません。
初心者におすすめの定番ASPは以下の通り。複数登録してもOK(むしろ必須)です。
【初心者がまず登録すべき定番ASP】
- A8.net(エーハチネット):
業界最大手。案件数が圧倒的に多く、ジャンルも豊富。審査も比較的緩やかで、ブログがなくても登録できる「セルフバック(自己アフィリエイト)」も充実しています。- もしもアフィリエイト:
「かんたんリンク」機能が優秀で、Amazonや楽天の商品を紹介しやすいのが特徴。W報酬制度(通常報酬+12%ボーナス)もあります。- バリューコマース:
Yahoo!ショッピングや旅行、金融系に強い老舗ASP。他にはない独占案件も多いです。
僕もADHDの「思い立ったらすぐ行動」の勢いで、ブログ開設と同時にA8.netに登録しました。まずはA8.netだけでも登録しておけば、どんな案件があるか眺めるだけでも勉強になります。
ステップ2: 案件を探し、提約申請する
ASPにログインしたら、自分のブログジャンルに合いそうな広告(案件)を探します。良さそうな案件を見つけたら「提携申請」ボタンを押します。
(案件によっては、即時提携できるものと、審査が必要なものがあります)
ステップ3: 広告リンクを取得し、記事に貼る
提携が承認されたら、専用の広告リンク(URLやバナー)が発行されます。あとは、その商品やサービスを紹介する記事を書き、取得したリンクをWordPressの記事編集画面で貼り付ければ完了です。
Google AdSenseの始め方(申請/合格基準)
AdSenseはアフィリエイトとは違い、「審査」という大きな関門があります。ここに合格しないと、広告を貼ることすらできません。
ステップ1: Google AdSenseに申請する
Google AdSenseの公式サイトから、自分のGoogleアカウントを使って申請を行います。申請時に、審査を受けたい自分のWordPressブログのURLを登録します。
ステップ2: 審査コードをブログに設置する
申請すると、専用の審査コード(タグ)が発行されます。このコードを、自分のWordPressブログの<head>タグ内(全ページ共通の場所)に貼り付けます。
(WordPressのテーマ機能や、専用プラグインを使うと簡単に設置できます)
ステップ3: 審査結果を待つ
コードを設置したら、あとはGoogleからの審査結果を待つだけです。早いと数日、長いと数週間かかることもあります。
【重要】AdSenseの審査基準(合格のために意識すること)
Googleは明確な合格基準を公表していませんが、一般的に「合格しやすいブログ」には以下の特徴があります。
- 独自性のあるコンテンツ: 他のサイトのコピペではなく、あなた自身の経験や考察に基づいた記事があること。
- 一定の記事数と文字量: 明確な基準はありませんが、最低でも10記事以上、各記事1,000文字以上は目安として欲しいところです。
- 読者の役に立つ内容: 検索した人の疑問に答える、有益な情報が書かれていること。
- プライバシーポリシー・お問い合わせフォームの設置: サイト運営者として最低限の体裁が整っていること。
- (NG)規約違反のコンテンツ: アダルト、ギャンブル、暴力的、著作権違反などの内容はNGです。
僕が企業のメディア運営でAdSenseを管理している経験から言っても、Googleは「広告主のお金を預かって表示するに値する、信頼できるサイトか」を見ています。日記だとしても、読者に何らかの価値(共感や情報)を提供できる記事を積み重ねることが、合格への近道です。
【注意】なぜ無料ブログでの収益化はおすすめしないのか
ここまでアフィリエイトとAdSenseの話をしてきましたが、これは基本的に「WordPress(厳密にはWordPress.org)」で自分のブログを運営していることが前提になっています。
「え、ブログってAmeba(アメブロ)とか、はてなブログの無料プランじゃダメなの?」
と思うかもしれません。
ダメ、とまでは言いませんが、本気で「収益化」を目指すなら、無料ブログサービスは絶対におすすめしません。僕も起業の道を選んだ時、最初は手軽さから無料ブログを触りましたが、すぐに「これは"自分のお店"じゃない」と気づいてWordPressに移行しました。
無料ブログには、収益化の足かせになる致命的な「制限」があるんです。
なぜWordPress.org一択なのか?
ブログサービスには大きく分けて2種類あります。
- 無料ブログサービス(アメブロ、はてなブログ無料版、noteなど)
- WordPress(WordPress.org)(サーバーとドメインを自分で契約して運営)
初心者のうちは「無料」という言葉に惹かれがちですが、無料ブログは例えるなら「ショッピングモールのテナント(間借り)」のようなもの。WordPressは「自分で土地を買って建てた一戸建て(本店)」です。
無料ブログの主なデメリット:
- アフィリエイトやAdSenseが禁止・制限されている
これが最大の理由です。特にAdSenseは独自ドメイン(自分専用のURL)でないと申請自体が難しいケースが多いです。アフィリエイトも、貼れる広告に厳しい制限があったり、そもそも禁止されていたりします。 - 運営側の広告が強制的に表示される
無料で使わせてもらう代わりに、運営会社(アメブロなど)の広告がブログの一番目立つ場所にデカデカと表示されます。あなたが紹介したい商品より先に、関係ない広告が読者の目に入ってしまうんです。 - ブログ削除(アカウントBAN)のリスク
すべてのルールは運営会社次第。あなたが規約違反とみなされれば(たとえ意図せずとも)、ある日突然、苦労して書いた記事がすべて削除されるリスクが常にあります。僕がADHDの特性でうっかり規約を読み飛ばしてBANされたら…と考えると恐ろしいです。 - デザインや機能のカスタマイズ性が低い
「もっとここにボタンを置きたい」「この広告を隠したい」と思っても、テナント(間借り)なので自由に改装できません。
WordPress(.org)を選ぶべき理由:
その点、WordPress(.org)は、サーバー代とドメイン代(年間数千円〜)というコストはかかりますが、それ以外はすべてあなたの自由です。
- 広告はAdSenseでもアフィリエイトでも、好きなものを自由に貼れる
- 強制的な広告は一切なし
- ブログが突然削除されるリスクもない(あなたが消さない限り)
- デザインも機能も100%自由にカスタマイズ可能
「収益化」というビジネスを行う以上、「自分のお店」をコントロールできない無料ブログを選ぶ理由はありません。初期投資をケチって、将来の大きな収益チャンスを失うのは、本当にもったいない選択です。
(※ちなみに、WordPressには「WordPress.com」という無料/有料プランもありますが、これも制限が多いので、一般的に「WordPressブログ」と言う場合は「WordPress.org」のことを指します。このサイト(ハルログ)も、もちろんWordPress.orgで構築しています。)
まとめ:まずは「目的」と「ジャンル」で決めて、始めてみよう
さて、アフィリエイトとGoogle AdSenseの違いから、それぞれのメリット・デメリット、始め方まで、かなり詳しく解説してきました。
ここまで読んでくれたあなたは、もう「どっちも同じじゃないの?」と混乱することはないはずです。
最後に、これまでの内容を「結局、あなたはどうすべきか」という視点で整理した比較表をもう一度見てみましょう。
| 比較項目 | アフィリエイト (ASP) | Google AdSense |
|---|---|---|
| 収益モデル | 成果報酬型(売れたら高単価) | クリック報酬型(PV依存・低単価) |
| 向いてるジャンル | 特化ブログ(悩み解決・商品レビュー系) | 雑記ブログ(日記・趣味・トレンド系) |
| 収益の大きさ | 青天井(少ないPVでも高収益が可能) | 低い(大量のPVが必要) |
| 収益化の難易度 | 高い(売るスキルが必要) | 低い(クリックだけでOK) |
| 初心者の目的 | ◎ 大きく稼ぎたい・スキルを磨きたい | ◎ まずは「1円」の成功体験が欲しい |
| 必要な環境 | WordPress推奨 | WordPress必須(審査・規約のため) |
この表の通り、アフィリエイトとAdSenseに「絶対的な正解」はありません。
もしあなたが、僕のようにADHDの特性(過集中)を活かして、特定のジャンルを深掘りし、「稼ぐスキル」を身につけて将来の武器にしたいなら、アフィリエイトに挑戦すべきです。
逆に、ADHDの「好奇心旺盛・飽きっぽい」という側面を活かし、ジャンルに縛られず書きたいことを書き、まずは「継続すること」を目標に小さな成功体験を積みたいなら、AdSenseから入るのが良いでしょう。(ただし、AdSense審査というハードルはありますが)
一番もったいないのは、「どっちにしよう…」と悩み続けて、結局1記事も書かないこと。
僕もADHDの「先延ばし癖」で、完璧な計画を立てようとして動けなくなる失敗を散々してきました。ですが、ブログ収益化の世界は、走りながらでないと見えない景色だらけです。
まずは「無料ブログ」ではなく、自分の資産となる「WordPressブログ」という土台をしっかり作ること。
そして、自分が選んだ収益化の方法(アフィリエイトかAdSenseか)を信じて、まずは3ヶ月、愚直に記事を書き続けてみてください。
この記事が、あなたの「最初の一歩」を踏み出すきっかけになれば、これ以上嬉しいことはありません。
(もし、収益化の土台となる「WordPressブログの具体的な立ち上げ方」がまだ不安な場合は、僕がサーバー契約から初期設定まで、つまずきやすいポイントをまとめたガイド記事も用意しているので、そちらを参考にしてくださいね。)