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転職で失敗したくない20代・30代男性へ|複数内定を取るためのエージェント活用法

「とりあえず内定が出たし、今の会社を辞められるならどこでもいいや…」

これは、私が最初の転職活動で内定をもらった時に心の中でつぶやいた本音です。当時の私は、連日のパワハラで思考停止に陥っており、「とにかく今の環境から逃げること」が目的になっていました。

その結果どうなったか。ろくに企業研究もせず、たまたま1社目に受かった会社に飛びついた結果、社長が王として君臨し絶対的な権力で社員をこき使う前職を凌駕するブラック企業だったのです。逃げた先がさらに地獄だった時の絶望感は、今でも忘れられません。

私が実際に失敗して気づいた、「転職で失敗する人の共通点」は以下の3つです。

  • 1社だけで決めてしまう(比較対象がない)
  • 情報収集が圧倒的に少ない(求人票の表面しか見ていない)
  • 「今の会社が嫌だから」となんとなく応募する(軸がない)

エン・ジャパンが実施したアンケート調査(※2)によると、転職経験者のうち「入社後にギャップを感じたことがある」と回答した人は約8割にものぼります。その最大の理由は「事前の情報収集不足」です。当時の私もまさにこの典型例で、会社のリアルな実態を知らないまま、自分の都合の良いように解釈して入社を決めてしまいました。

ここで注意してほしいのは、今の職場環境が辛い人ほど「内定=ゴール」と錯覚しやすいというリスクです。早く楽になりたいという焦りが、致命的な判断ミスを生みます。

転職を成功させるためには、この「焦り」をコントロールし、客観的に企業を見極めるステップが不可欠です。では、具体的に何に気をつければ良いのでしょうか。

面接対策より重要なのは「企業選び」

「面接でどう受け答えすれば気に入られるだろうか…」

最初の転職活動中、私は毎晩鏡の前で志望動機や自己PRを丸暗記していました。「落とされたら今の会社に残り続けなければならない」という恐怖から、面接官にウケの良い「嘘の自分」を作り上げることに必死だったのです。

しかし、今ならはっきりとわかります。私が本当に時間を割くべきだったのは、面接の練習ではなく「企業選び」でした。

私の経験から言うと、面接は想定質問への回答を用意し、ある程度の場数を踏めば、誰でもそれなりに話せるようになります。しかし、企業選びを間違えてしまうと、入社後に取り返しがつきません。入ってから「やっぱり社風が合わない」「上司がヤバい」と気づいても、またすぐに転職を繰り返すことになり、履歴書がどんどん汚れていってしまいます。

  • 面接対策:準備と練習で後からいくらでもカバー可能
  • 企業選び:入社後に変えることは不可能(自分が環境に適応するしかない)

リクルートエージェントのレポート(※3)等でも指摘されているように、早期離職を防ぐためには、給与や休日といったハード面だけでなく、企業文化や実際の働き方といった「ソフト面」のマッチングが極めて重要です。

当時の私は、「未経験歓迎」「アットホームな職場」といった求人広告の甘い言葉だけを鵜呑みにしていました。しかし、リアルな現場の雰囲気や、評価の仕組み、離職率といった「本当に知るべき不都合な事実」は、個人の力ではなかなか表に出てきません。

だからこそ、面接のテクニックに走る前に、まずは「自分が絶対に譲れない条件」を明確にし、複数の企業を徹底的に比較検討する視点が必要になります。次章では、転職に成功し、自分の身を守る人たちが当たり前のようにやっている「ある行動」について解説します。

複数内定を取る人がやっていること

「あいつ、また条件の良い会社に転職したのか。器用な奴はいいよな…」

ブラック企業で残業代の出ない夜を過ごしていた頃、SNSで知人の転職成功報告を見るたびに、私は嫉妬と劣等感で黒い感情を抱えていました。

しかし、いよいよ体調を崩し、藁にもすがる思いで2度目の転職活動を決意した時。思い切ってその知人に相談してみたことで、私は自分の根本的な間違いを突きつけられました。

「え?1社ずつ順番に受けてるの?それじゃ落ちた時のダメージでかいし、足元見られるよ」

当時の私は「1社受けて、落ちたらまた次を探す」という、まるで学生のアルバイト面接のようなやり方をしていました。しかし、キャリアを好転させている人たちは、そもそも戦い方が全く違っていたのです。

私が実際に成功者から学び、自ら実践して初めてわかった「複数内定を取る人の行動」は以下の通りです。

  • 同時に複数社(5〜10社以上)並行して応募する
  • 複数の内定を確保し、テーブルに並べて徹底的に比較する
  • 他社の内定カードを使って、年収や入社時期の「条件交渉」をする

マイナビ転職の調査(※4)によると、転職成功者の平均応募社数は約8.4社(※年代によって変動あり)です。たった1、2社受けて理想の会社にすんなり決まるケースは、むしろ奇跡に近いのです。

複数内定を取る最大のメリットは、圧倒的な精神的「余裕」が生まれることです。「A社がダメでも、まだB社とC社の選考がある」「C社の方が給料は高いから、第一志望のA社に給与交渉してみよう」。こうして初めて、企業と対等な立場に立てます。

面接官の顔色を伺ってビクビクする「選ばれる側」から、自分のキャリアの主導権を握る「選ぶ側」に回ること。これが複数内定の本当の価値です。

ただし、働きながら複数社の面接スケジュールを調整するのは、想像以上にハードです。ここで「やっぱり面倒だ」と1社に絞ってしまう人が多いのですが、それは絶対に避けるべき罠です。

なぜ1社だけの転職は危険なのか

「複数受けるなんてスケジュール管理が大変だし、1社に絞って『御社が第一志望です』と熱意を伝えた方が受かりやすいのでは?」

これも、過去の私が陥っていた思い込みです。真面目な人ほど「1社に誠心誠意向き合おう」としがちですが、当時の私の経験から言うと、これはキャリアにおいて自爆行為に等しいです。

私が最初の転職で1社に絞って受けた結果、何が起きたか。

まず、落ちた時の絶望感が異常です。「またゼロから求人探しと職務経歴書の書き直しか…」と完全に心が折れ、結局「今のパワハラ上司に耐えるしかないのか」と諦めモードに入ってしまいました。

そして一番恐ろしいのが、受かった時です。比較対象がないため、提示された年収が低かろうが、面接官の態度に違和感を覚えようが、「せっかく内定をくれたんだし、ここを逃したら次はないかもしれない」と思い込んでしまうのです。今の環境から逃げたい一心だと、完全に視野が狭くなり、正常な判断能力を失います。

私が身をもって痛感した、1社単独受験のリスクは以下の3つです。

  • 比較できないため、条件の良し悪しやブラック企業の見極めができない
  • 不採用だった場合、転職活動が長期化し、精神的に追い詰められる
  • 「逃げ場がない」というプレッシャーから、妥協して入社を決めてしまう(再ブラック化)

労働政策研究・研修機構(JILPT)などの様々な調査(※5)でも、転職活動が長期化したり、焦りが出たりするほど、不本意な就職をする割合が高まる傾向が指摘されています。

冷静に考えてみてください。企業側は、あなた以外にも複数の候補者を面接し、天秤にかけて選考しています。それならば、私たち労働者側も複数の企業を天秤にかけて比較検討するのが当然の権利です。

1社に依存し、自分の運命をその会社に丸投げするのは、リスクでしかありません。では、特にキャリアの浅い20代や、初めて転職する30代がこのリスクを回避し、正しい道を選ぶためにはどうすればいいのか。次章でその核心に迫ります。

第二新卒・転職初心者はここで差がつく

「初めての転職だし、とりあえず有名な求人サイトから良さげなところに応募しておけばなんとかなるだろう…」

これも、かつての私が抱いていた甘い幻想です。特に20代の頃や、初めて転職を経験する人は、当時の私と同じように「求人サイトの検索機能」だけで企業を選ぼうとしがちです。

しかし、私の痛烈な経験から言うと、若手や初心者の最初の転職こそ、その後の人生を決定づける最重要ポイントです。私はここで「未経験歓迎」「実力主義で稼げる」という耳障りの良い言葉に釣られ、見事に使い捨てのブラック企業に入社してしまいました。

若手や第二新卒の場合、強力な専門スキルがまだ備わっていないことがほとんどです。だからこそ、ここで差がつくのは「スキル」ではなく、自分を守るための「企業の選び方(情報戦)」なのです。

私が身をもって感じたリアルな現実は以下の通りです。

  • 最初の転職で失敗すると、すぐに辞めたくなり短期離職につながる
  • 履歴書に「数ヶ月での退職」が残ると、次の転職活動が圧倒的に不利になる
  • 結果として、条件の悪いブラック企業しか受からなくなる負のスパイラルに陥る

実際、大手人材サービス「doda」などの調査(※6)でも、20代で転職回数が2回、3回と増えるにつれて、企業の採用担当者が抱く「定着性への懸念」が急激に高まり、書類通過率がガクッと下がるデータが示されています。つまり、最初の転職で「キャリアが歪む」と、それを元に戻すのは至難の業なのです。

ここで注意してほしいのは、私のようにパワハラ上司から逃げ出したいがあまり「今の会社じゃなければどこでもいい」と妥協してしまうことです。その焦りが、さらなる地獄の入り口になります。

では、実績の少ない若手や、私のように「二度とブラック企業には入りたくない」と強く願う人が、情報戦を勝ち抜くにはどうすればいいのか。その答えが「転職エージェントの活用」です。

転職エージェントを使うべき理由

「エージェントって、結局自分たちの都合で無理やり転職させようとするんじゃないの?連絡もしつこそうだし…」

お恥ずかしい話ですが、私は最初の転職活動でエージェントを一切使いませんでした。冒頭の心の声のように、「無理やりブラック企業に押し込まれるのでは」と勝手に疑っていたからです。

しかし、自力で転職して大失敗し、心身ともにボロボロになって2度目の転職活動に挑んだ時。すがるような思いでエージェントに登録した私は、過去の自分の無知を心底恥じました。

私が実際に利用して一番衝撃を受けたのは、「求人の質」と「手に入る情報の深さ」が、自力での検索とは全く違ったことです。私がエージェントを利用して得たメリットは大きく3つあります。

  • 世の中に出回っていない好条件の「非公開求人」を紹介してもらえる
  • 「あの会社は離職率が高い」「あそこの部署の部長はクセが強い」という裏事情を教えてもらえる
  • 自分では言い出しにくい年収や休日などの「条件交渉」を代行してくれる

大手転職サービス各社が公表している通り(※7)、優良企業の求人は応募殺到を防ぐため、全体の約8割が一般には公開されない「非公開求人」としてエージェント経由でのみ募集されています。つまり、自力で求人サイトを眺めている時点で、優良企業に出会える確率を自ら大幅に下げていたのです。

さらに、当時の私にとって最も救いだったのが「企業の内情」を教えてもらえたことでした。「前職でパワハラを受けてトラウマなので、絶対に穏やかな社風の会社に行きたいんです」と正直に打ち明けたところ、担当者は職場の雰囲気や実際の残業時間まで、求人票には載っていないリアルな情報を裏取りして教えてくれました。これのおかげで、再びブラック企業を引く恐怖から解放されたのです。

ただし、注意点もあります。エージェントもビジネスである以上、担当者によってはスキル不足だったり、相性が合わなかったりすることは当然あります。エージェントにすべてを丸投げするのではなく、あくまで「自分の身を守り、複数内定を取るための情報収集ツール」として使い倒すというスタンスが重要です。

では、数あるエージェントの中から、20代・30代の男性はどこを選び、どう使い分ければいいのか。次章で具体的な選び方とおすすめの活用法を解説します。

20代・30代男性に合うエージェントの選び方

「エージェントなんてどこも同じだろ。とりあえずCMでよく見る大手に登録しておけばいいんじゃないか?」

以前の私は、そうタカをくくっていました。スマホの画面に並ぶ無数の広告を眺めながら、深く考えずに手当たり次第に登録。結果、どうなったか。

毎日何十通も届くスカウトメール、複数の担当者からの電話、そしてそれぞれのサイトごとに異なるマイページ管理…。ただでさえパワハラ上司の対応で心がすり減っているのに、転職活動の事務作業だけでキャパオーバーになり、結局「もういいや」と投げ出してしまったのです。

私が実際に失敗してわかったのは、20代・30代の忙しい男性がエージェントを選ぶ際に、絶対に外せない基準は以下の3つだということです。

  • 「求人の量」と「スピード感」のバランスが良いか
  • 働きながらでも管理しやすいシステムか(サイトとエージェントの連携)
  • 担当者のサポートが「機械的」ではなく「血が通っている」か

リクルートの調査(※8)によると、転職成功者の多くは平均2〜3社のエージェントを併用していますが、闇雲に数を増やせばいいわけではありません。特に初めての転職や、私のように「早く今の環境を変えたい」と切実に願っている状況では、レスポンスが遅いエージェントはそれだけで大きなストレスになります。

ここで注意したいのは、自分のキャリアステージに合わないエージェントを選んでしまうリスクです。例えば、年収1,000万円超えを狙うハイクラス向けに登録しても、20代・30代の若手層には門前払いされることもあります。

まずは「総合型」と呼ばれる、幅広い求人を扱う大手を軸に据えつつ、自分の状況に合わせて「特化型」を1つ加えるのが、私の経験上最も効率的で失敗が少ない方法です。

おすすめのエージェントの使い分け

「結局、どこが一番おすすめなの?」

私が20代、30代と実際に転職活動を繰り返し、実際に内定をもらった経験から、忖度抜きで「これを中心に据えるべき」と言える構成を紹介します。

以前の私は「リクルート」も「マイナビ」も「パソナ」も…と節操なく登録して自爆しましたが、結論、以下の3つのカテゴリーを意識して使い分けるのが正解です。

まず登録すべき総合型

私が最も信頼を置いており、実際に20代・30代の転職で内定を勝ち取った際、メインで使い倒していたのがdodaです。

当時の私の経験から言うと、dodaが他の大手と決定的に違ったのは「サイトとエージェントが一体化している」という利便性です。

例えばリクルートの場合、求人サイト(リクナビNEXT)とエージェント(リクルートエージェント)が別々に分かれており、それぞれに登録・ログインして管理する必要があります。これが、精神的に追い詰められている時には意外と重荷になります。しかしdodaは、1回の登録で自分で求人を探す「サイト機能」と、プロのサポートを受ける「エージェント機能」の両方を利用できる。この「一元管理」のしやすさは、忙しい社会人にとって救世主のような仕組みでした。

さらに、dodaの担当者の対応の良さには何度も助けられました。

  • レスポンスの速さ:上司に怒鳴られた直後のトイレ休憩で送った相談に、すぐさま返信が来た時の心強さは今でも覚えています。
  • 求人の質:私の「パワハラを避けたい」「穏やかな社風がいい」というわがままな希望を汲み取った、精度の高い提案をしてくれました。
  • 面接調整:現職が忙しい中、無理のない範囲でスケジュールを組んでくれる手際の良さも抜群でした。

もちろん、「担当者ガチャ」の要素は否定できません。私も一度だけ相性の悪い担当者に当たったことがありますが、その時は遠慮なく変更を申し出ました。それを差し引いても、メインとして使うにはdodaが最もバランスが良いと感じます。

未経験・若手向け

もしあなたが20代で、今のスキルに自信がなかったり、私のように前職のトラウマで「二度とブラック企業はごめんだ」と強く願っているなら、以下の若手特化型エージェントをサブで併用するのがおすすめです。

  • マイナビエージェント20代の「若手」へのサポートが非常に手厚いのが特徴です。「初めての転職で、履歴書の書き方すら怪しい」という状態だった当時の私にも、手取り足取り基礎から教えてくれました。総合型に近い求人数がありながら、若手に寄り添うバランスの良さが魅力です。
  • ウズキャリ(UZUZ)上司のパワハラなどでメンタルが削られている人に、個人的に強くおすすめしたいエージェントです。ここは「ブラック企業を独自の基準で徹底排除する」という方針を掲げており、他社と比べて面談(カウンセリング)時間が圧倒的に長いことで知られています。「またヤバい会社に入ったらどうしよう」という強烈な恐怖心に、一番時間をかけて寄り添ってくれる安心感があります。
  • ハタラクティブ「今の会社では評価されておらず、アピールできる実績なんて何もない」「書類選考で落とされるのが怖い」と自信を完全に喪失している状態ならここです。未経験からの正社員就職・転職に特化しており、人柄やポテンシャル重視の求人が中心です。自己肯定感がどん底に落ちていた時の私にとって、こういった「経歴で足切りされない」エージェントは非常に心強いセーフティネットでした。

ハイクラス(補助的)

30代中盤以降で、ある程度の年収アップも狙いたいなら、JACリクルートメントビズリーチを補助的に覗いてみるのも一つの手です。

ただし、これらは「攻め」のサービスです。私のようにパワハラで心が折れかけている時には、少し敷居が高く感じ、逆にプレッシャーになってしまうこともあります。まずはdodaで足場を固めつつ、心に余裕が出てきたら「自分の市場価値を知る」ために登録してみる、というスタンスがベストです。

実際の使い方|登録から内定までの流れ

「登録したら最後、すぐに転職させられるんじゃないか…」

私は最初、エージェントに登録することすら怖くて、スマホの画面を開いては閉じるのを何日も繰り返していました。しかし、当時の私の経験から言うと、登録したからといって無理に転職する必要は全くありません。

実際に複数内定を勝ち取るまでの、リアルな流れは以下の通りです。

  1. 登録(まずは相談だけでもOK):スマホから5分程度で完了します。今の会社が辛いなら、「良いところがあれば考えたい」というテンションで全く問題ありません。
  2. 担当者との面談(本音をぶちまける):ここが一番重要です。「上司が怖くて限界だ」「給料が安すぎて生活できない」など、面接では言えないようなドロドロした本音をエージェントには全て伝えてください。彼らは味方です。現状の不満を正確に伝えることで、それを解決できる求人を厳選してくれます。
  3. 複数社への応募・面接(比較の土俵作り):担当者と相談しながら、気になった企業に5〜10社ほど一気に応募します。面接の日程調整はエージェントが企業とやり取りしてくれるため、現職の激務の合間でも不思議と回せました。
  4. 複数内定・条件比較・退職交渉:複数の内定が出揃ったら、ここで初めて「選ぶ側」になります。エージェント経由で「A社は年収〇〇万円提示ですが、御社はもう少し上がりませんか?」と条件交渉を行ってもらい、一番納得できる1社を選びます。

今の会社を辞める「退職代行」のようなサービスも普及していますが、エージェントは「円満退職のためのアドバイス」も無料でしてくれます。次の行き先が決まっているという「最強のカード」を持っていれば、上司の引き止めや嫌がらせも恐るるに足らずです。

複数登録するべき理由

「結局、エージェントはいくつ登録すればいいの?」

結論から言うと、「dodaをメインに据えつつ、自分の状況に合った特化型を1〜2社追加し、合計2〜3社を併用する」のが、最もリスクが低く、かつ管理しきれるベストなバランスです。

この記事を通して私が一番お伝えしたかったのは、「1つの会社、1つの価値観に依存するのは危険だ」ということです。

パワハラ上司の下で消耗していた頃、私は「自分が無能だから怒られるんだ」「他に行っても通用しない」と本気で思い込んでいました。しかし、複数エージェントに登録し、様々な企業の面接官と話し、複数の内定をもらって比較検討したことで、ようやく目が覚めました。

「私がダメだったんじゃない。ただ、あの環境と人間関係が最悪だっただけだ」と。

転職において「比較できること」は、最強の武器であり、自分を守るための盾です。企業を比較するためには、まずエージェントが持っている非公開求人を複数見比べる必要があります。さらに、エージェント自体を複数使うことで、「担当者ガチャ」のハズレを引くリスクも回避できます。

今の会社で心をすり減らし、明日が来るのが憂鬱なら。
どうか、1社単独受験の泥沼にはまらず、プロの力を借りて「比較する余裕」を手に入れてください。キャリアの主導権を自分の手に取り戻すための第一歩は、スマホでの5分の登録から始まります。

【出典元一覧】
※1:厚生労働省「若年者雇用実態調査」
※2:エン・ジャパン「転職のギャップに関する調査」
※3:リクルートエージェント「転職時の企業選びに関するレポート」
※4:マイナビ転職「転職活動の平均応募社数」
※5:独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)「早期離職とその後の就業状況」
※6:doda「転職回数と転職成功率の関係」
※7:大手転職エージェント各社公表データ(非公開求人比率)
※8:リクルート「転職活動におけるエージェント利用社数調査」

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