私は現在、30代の既婚会社員で、2人の子どもを育てながら、「正社員という最強の身分」を使い倒してサイト運営などの副業をしています。でも、最初からそんなに前向きに「バリバリ稼ぐぞ!」と思っていたわけじゃありません。
ぶっちゃけ、会社が親の仇のように嫌いだったわけでも、明日食べるものがないほど困窮していたわけでもないんですよ。家族との生活は幸せだし、なんとか食べてはいけている。
でも、「不幸ではない。でも、なんだか苦しい」という、言葉にできないモヤモヤがずっとありました。
「会社だけの人生で終わるのは嫌だ」「でも、今すぐ辞める勇気も、起業するほどの強さもない」って。
この記事にたどり着いたあなたも、もしかしたら当時の私と同じように、長くてつらい通勤時間に耐えながら、会社員の将来に漠然とした不安を感じているのではないでしょうか?
今回は、そんな私がなぜ「副業で稼ぎたい」というより「会社に依存しすぎない自分になりたい(=壊れたくない)」と思い立ち、逃げ道を作り始めたのか。泥臭いリアルな体験談をお話ししますね。
目次
「普通の会社員人生」に、ずっと違和感があった
毎日続く往復3時間の通勤と、気づけば終わる1週間
「自分は会社員に向いてないのかな…」と本気で悩んだ時期がありました。
私の通勤時間は、往復で約3時間。朝はギュウギュウの満員電車に押し込まれ、夜は疲れ切って帰宅する毎日。月曜日が始まったと思ったら、あっという間に金曜日が終わっているんですよね。
週末は子どもと遊んで一瞬で溶けていき、日曜の夜には「また明日からあのルーティンが始まるのか」と気が重くなる。この「通勤時間が長くてつらい」という感覚は、ただ体力を奪うだけじゃなくて、思考力や気力までじわじわと削っていくんです。
「会社員、疲れたな…」と心の中でつぶやく回数が、日に日に増えていきました。
出世したいわけじゃない、でも現状維持の未来も怖い
かといって、「よっしゃ!俺は出世して偉くなるぞ!」という野心があったわけでもありません。
上司を見ていても、毎日夜遅くまで残業して、上と下から板挟みになってストレスを抱えている。正直、「あの席に座ってあんな風に働きたいか?」と聞かれたら、全力で首を横に振る自分がいました。
でも、だからといって、ずっと平社員のままで現状維持というのも怖いんですよね。給料は劇的には上がらないし、会社の方針一つで自分の部署がどうなるかもわからない。
「今のままじゃダメだ」という焦りはあるのに、どう動けばいいかわからない。ただただ、透明な壁に囲まれているような「静かな閉塞感」の中で息を潜めているような感覚でした。
一番きつかったのは、「自分には自由がない」という感覚
お金も時間も人間関係も、すべて会社次第という息苦しさ
そんなモヤモヤの中で、私が一番きついと感じていたのは、「自分の人生なのに、自分でコントロールできる部分が少なすぎる」ということでした。
お給料の額を決めるのも会社。毎日のスケジュールを決めるのも会社。働く場所も、一緒に働く人間関係でさえ、会社がガチャを回して決める。
これって、冷静に考えるとすごく怖くないですか?
自分の生活の基盤や生殺与奪の権を、100%会社に握られているんです。この「会社依存から抜け出したい」という感情が、私の中でどんどん大きくなっていきました。
お小遣い制と、有休を取る時のあの気まずさ
既婚の会社員ならではのリアルな悩みも、それに拍車をかけました。
我が家もお小遣い制なんですが、たまに欲しいものや飲み会の誘いがあっても「今月は厳しいな…」と我慢したり、妻の顔色をうかがうのが当たり前になっていました。
それに、子どもの行事や体調不良で有休を取ろうとするときの、あの職場の謎の気まずさ……わかりますよね。「あ、すいません、明日ちょっとお休みいただきたくて…」と、なぜか悪いことをしているかのように謝りながら休む権利を行使する。
そして何より、毎日3時間という膨大な時間を、ただ「会社に通うためだけ」に捨てている事実。
「この時間があれば、もっと子どもと遊べるのに」「もっと自分の選択肢を増やすために使えるのに」と、自分の不自由さが悔しくてたまりませんでした。
だから「会社を辞める」より先に、「会社以外」を作り始めた
満員電車の中で始めた、スマホひとつでの小さな副業
「会社に生殺与奪の権を握られている」という息苦しさに気づいてから、私は「どうにかして現状を変えなきゃ」と強く思うようになりました。
でも、じゃあ明日上司に「辞めます!」と言えるかというと、そんな勇気は1ミリもありませんでした。だって、家族がいるんです。毎月の住宅ローンや生活費はどうするんだ?って話ですよね。「起業して独立だ!」なんてリスクを取れるほど、私は強くなかったんです。
そこで私が考えたのは、「会社を辞める」という極端な決断をする前に、まずは「会社以外の場所」を作ることでした。
目をつけたのは、毎日恨めしく思っていた「往復3時間の通勤時間」です。
満員電車の中では、パソコンを開くことすらできません。だから、スマホひとつでできることから始めました。片手でポチポチとブログの構成を練ったり、noteに自分の考えていることを書き出したり、SNSで発信したり。
「え?そんなスマホのポチポチ作業で人生変わるの?」って思うかもしれません。
当時の私自身も半信半疑でした。でも、ただ無気力にスマホゲームをして時間を溶かしていた時とは、気分の持ちようが全く違ったんです。「自分は今、自分のために時間を使っているんだ」という感覚が、ほんの少しだけ誇らしく思えました。
最初は月数百円。でも、その「数百円」がくれた希望
そうやって泥臭く通勤時間や細切れの時間を使って作業を続けて、初めて自分の力で稼いだお金。
ぶっちゃけ、最初は月に数百円とか、ジュース1本分くらいの金額でした。
金額だけ見れば、「残業1時間した方がマシじゃん」って笑われるかもしれません。
でも、私にとっては、会社からもらうお給料の何十倍も価値のある「数百円」だったんです。
なぜなら、それは「会社に依存せず、自分の力で生み出したお金」だったから。
上司の顔色をうかがって、言われた通りの作業をして、我慢の対価としてもらったお金じゃない。自分が考え、自分が発信した価値に対して、見ず知らずの誰かが払ってくれたお金。
この数百円を手にした時、私の中にあった「会社にしがみつくしかない」という呪縛に、初めて小さなヒビが入りました。「あ、自分でも会社以外でお金を生み出せるんだ」という確かな希望。真っ暗なトンネルの先に、ようやく針の穴ほどの光が見えた瞬間でした。
「会社員+何か」の生き方は、思ったより精神的に強かった
収入源が分散すると、心に「逃げ道」ができる
そこから少しずつ副業を育てていき、月に数万円、数万円と収入が増えていくにつれて、私の中である明確な変化が起きました。
それは、「心に圧倒的な余裕(逃げ道)ができた」ということです。
例えば、職場で理不尽なトラブルに巻き込まれたり、納得のいかない指示を出されたりした時。
以前の私なら、「はぁ…でもここで反抗して評価が下がったら困るし…」と、ただひたすら愛想笑いでやり過ごし、家に帰ってからどんよりと落ち込んでいました。
でも、会社以外の収入源、つまり「逃げ道」ができると、不思議なことにこれが全く気にならなくなるんです。
「まあ、いざとなれば会社に頼らなくても稼げるし」「最悪、いつでも辞められるしな」と、心の中で舌を出せるようになるんですよ。
これは副業で月100万円稼いで独立する、というレベルの話ではありません。月に数万円でもいいんです。「いざという時の選択肢がある」という事実そのものが、最強の精神安定剤になるんです。
「ここしかない」から「他にもある」への変化
私たちは無意識のうちに、「今の会社に居続けるしかない」と思い込んでしまっています。だから苦しいんですよね。
でも、自分でビジネスを持つと、視点が劇的に変わります。
今の会社は「自分の人生のすべて」ではなく、「自分の人生を安定させるための一つのクライアント(取引先)」に過ぎない、と思えるようになるんです。
「正社員」って、実はものすごく美味しいポジションなんですよ。
毎月決まった日に安定したお給料が振り込まれて、社会保険も半分会社が負担してくれて、社会的信用もあるからローンも組める。有給休暇なんて、休んでいるのにお金がもらえるチート制度です。
「この最高の環境を、生活の基盤として徹底的に使い倒してやろう。そして裏では、着々と自分のビジネス(逃げ道)を育てていこう」
こう考えられるようになってから、私の会社員生活は劇的に楽になりました。「会社員、向いてないかも」と悩んでいた頃が嘘のように、今は心に余裕を持って、戦略的に「会社員」というゲームを楽しめるようになったんです。
会社を辞めるかどうかは、まだ決めていない
でも今はもう、「会社だけの人生」ではなくなった
「で、結局ハルさんは会社辞めるの?辞めないの?」
ここまで読んでくれた方は、きっとそう思ってますよね。
ぶっちゃけに言うと、今は「辞めるかどうかは、まだ決めていない」というのが正直なところです。
以前の私なら、「1秒でも早くこの生活から抜け出したい!宝くじ当たらないかな…」と毎日満員電車で天井を睨みながら思っていました。でも、副業という逃げ道ができてからは、不思議と「今すぐ辞めなきゃ死ぬ!」みたいな焦りがスッと消えたんです。
なぜなら、今はもう「会社だけの人生」ではなくなったから。
会社員としての自分もいるし、サイトを運営して自分の力で価値を生み出す自分もいる。もし明日、会社の業績が傾いたり、理不尽な部署異動を命じられたりしても、「まあ、こっちの収入源を本気で伸ばせばなんとかなるか」と思える。この「いざとなれば別の道がある」という状態こそが、私が一番欲しかったものだったんです。
正社員の特権を利用しながら、少しずつ選択肢を増やそう
世の中には、「起業して自由を手に入れよう!」「嫌な会社は今すぐ辞めろ!」という極端な煽り文句が溢れています。でも、家族を養っている30代の会社員にとって、そんな0か100かの決断はリスクが高すぎますよね。
だからこそ、私は「正社員の特権を徹底的に利用しながら、裏で少しずつ自分の選択肢を増やす」という戦略を心からおすすめしたいんです。
有休もボーナスも社会保険の半額負担も、もらえるものは全部もらう。会社の看板や社会的信用もフル活用する。そして、今まで「ただ苦痛に耐えるだけ」だった通勤3時間を、自分の未来を変えるための「種まき」の時間に変える。
実際、パーソル総合研究所の調査(※)などでも、副業などを通じて「社外でのつながり」や「別の役割」を持っている人の方が、本業へのモチベーションや自己肯定感が高いというデータが出ています。これ、自分の実体験としてめちゃくちゃ納得できるんです。自分の中に「複数の居場所(選択肢)」があるからこそ、精神的な余裕が生まれて、結果的に本業のストレスも軽減されるんですよね。
会社を辞める決断は、副業の収入が本業を余裕で超えて「これ、会社員やってる時間がもったいないな」と自然と思えた時でいいんです。それまでは、会社員という最高に安定した船に乗りながら、自分だけの小さなボートを作り続ければいいんですよ。
いきなり人生を変えなくても、「逃げ道」は少しずつ作れる(まとめ)
「このまま会社員だけで人生終わるのかな…」
もしあなたが今、毎日の通勤電車の中でそんな閉塞感を感じているなら。いきなり人生を180度変えようとする必要はありません。
まずは、スマホひとつでできることから、ほんの少しだけ行動してみませんか?
- 帰りの電車でSNSのアカウントを作ってみる
- 自分の考えていること、モヤモヤをnoteに書き出してみる
- 通勤の片手間で、副業のやり方を調べてみる
最初はそんな小さな一歩で十分です。その小さな一歩が積み重なることで、気づけば「いつでも逃げられる」という最強のカードを手に入れているはずですから。
このブログ「sky-peace」では、私が通勤3時間という縛りの中で、どんな失敗をして、どうやって逃げ道を作ってきたのか。そのリアルな過程や具体的なノウハウをすべて公開しています。
もっと詳しいプロフィールや、失敗談から学んだ具体的な副業の始め方(ブログ開設やnote活用法など)もまとめているので、よかったら他の記事も覗いてみてくださいね。
一緒に、会社に依存しすぎない「したたかな生き方」を作っていきましょう!