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シン・レンタルサーバーでWordPressを運用するメリデメと0から使い方徹底ガイド

こんにちは、ハルログです。今日は、久しぶりのレンタルサーバーの紹介です。

今回紹介するのは、国内最速のレンタルサーバーと謳われている新レンタルサーバーです。

名前を聞いて、もう有名監督のアニメ映画である。シン・エヴァンゲリオンや、シン・ゴジラなどを思い浮かべた方も多いかと思いますが、おそらくこのネーミングはそこから来ています。

ということで、今回はそんな新レンタルサーバーについて詳しく紹介していきたいと思います。

シンレンタルサーバーとは?

では、まず、シンレンタルサーバーとはどんなレンタルサーバーなのか?と言うところですが、結論から言ってしまうと、エックスサーバーの姉妹サーバーという立ち位置になります。

そう、エックスサーバーと言えば、このブログでも1番のお勧めサーバーとして何回も紹介をしてきていますが、そのエックスサーバーと運営会社が同じのレンタルサーバーとなっています。

では、なぜ同じ会社が同じようなレンタルサーバーをリリースすることになったのでしょうか。そして、エックスサーバーとの違いは何なのでしょうか?

エックスサーバーとは何が違う?

項目 シンレンタルサーバー
通常プラン(ベーシック)
シンレンタルサーバー
ビジネスプラン(ベーシック)
エックスサーバー
スタンダードプラン
月額費用(3か月契約時) 990円(税込) 1,595円(税込) 1,320円(税込)
初期費用 0円  0円  0円
無料お試し期間 30日間 30日間 30日間
リソース保証
(専用サーバー化)
なし あり なし
vCPU 6コア 4コア 6コア
メモリ 8GB 4GB 8GB
SSD 300GB 300GB 300GB
無料SSL あり あり あり
MySQL 無制限 無制限 無制限
マルチドメイン 無制限 無制限 無制限
サブドメイン 無制限 無制限 無制限
自動バックアップ 過去14日分 過去14日分 過去14日分
電話サポート 平日10:00~18:00 平日10:00~18:00 平日10:00~18:00
ads.txt設定 あり あり あり
WAF あり あり あり
WordPress簡単インストール あり あり あり
EC-CUBEインストール あり あり あり
WordPress簡単移行 あり あり あり
メールアカウント 無制限 無制限 無制限
DKIM あり あり あり

シンレンタルサーバーとエックスサーバーとの決定的な違いは、実はシンレンタルサーバーのビジネスプランにあります。

新レンタルサーバーには通常プランと別に、ビジネスプランが用意されており、このビジネスプランでは後に紹介する個別の契約サーバーごとに厳密なリソースが確保されると言う点です。

ここが最も大きな違いといえます。新レンタルサーバーの詳細ページには、「シンレンタルサーバーはやすさと革新性、エックスサーバは安定性やサポートに重視を置いている」と大分ふわっとしたことが書いてありますが、超高速センチ実行環境の「KUSANAGI」高速化技術を使っているのはエックスサーバーも同じですし、その他の特徴や機能についてもほとんどエスサーバーで採用されているものと同じだったりします。

後で詳細なスペック比較等はしていきますが、管理画面やスペック表などは各段階別のプランと比べても、ほぼエックスサーバーと同じスペックとなっています。

ただ、細かいスペックや料金のテーブルを見ていくと、違いも見られますので、その辺はこれから詳細に確認をしていきます。

シンレンタルサーバーの特徴

では、ここからは、新レンタルサーバーの特徴について、料金やスペックを中心に詳細に見ていきましょう。

シンレンタルサーバーの全プラン一覧

ベーシック スタンダード プレミアム
月額費用 990円 1980円 3960円
vCPU 6コア 8コア 10コア
メモリ 8GB 12GB 16GB
SSD 300GB  400GB  500GB
MySQL 無制限 無制限 無制限
マルチドメイン 無制限 無制限 無制限
電話サポート
自動バックアップ
ads.txt設定
WAF
メールアカウント
DKIM

シンレンタルサーバー各プランの料金と主な機能やトピックについて上にまとめました。ベーシック、スタンダード、プレミアムと費用が上がっていきますが、差異は処理性能やサーバースペックを表す部分だけ。

それ以外のサポートやオプション機能面については変わりがないため、初心者の方はまずはベーシックプランで十分。

vCPU、メモリ、SSD

vCPU、メモリはシンプルにサーバーのスペック、能力と考えてOK。SSDについては、実際にサーバーに入れることのできる情報量のこと。vCPU、メモリ=処理能力、SSD=キャパシティと捉えると分かりやすいです。

MySQL

これはWordPressインストール毎に基本的に1つ作成する必要のあるデータベースのこと。MySQLの数に制限があると、マルチドメインが無制限でもMySQL分のWordPressしかインストールできません。MySQLが無制限ということは、理論上サーバー容量の上限額る限り無限にWordPressが作れます。

ads.txt設定

これは、WordPressでアドセンスを利用しようと思っている方に関係のあるところ。ads.txtをサイトを設置しているサーバーへアップロードすることで、正しいアドセンス管理者のサイトとして認識され、収益に悪影響が出ることを防ぐことができます。ads.txtの設置自体はサーバーの知識やFTPが使えたりするとそれほど難しいことではありませんが、サーバーを利用するのが初めてという方にとっては結構ハードルが高いです。そのads.txtの設定が、管理画面からできるのは地味に嬉しいところ。

参考:ads.txt に関するガイド - Google AdSense ヘルプ

WAF

WAF=Web Application Firewallのことで、平たく言うとwebサイトをサイバー攻撃から守ってくれるセキュリティ対策のこと。ウェブサイトはサーバー側に設置されているので、自分のPCのセキュリティソフトを強化しても意味がありません。WAFを導入していることによって、WordPressサイトを守ってくれます。

DKIM

これはサーバーからメールを送信するユーザーのみに関係するところですが、DKIMは認証プロセスによって、メール送信者の身元やメール内容が改ざんされていないことを証明するためのものです。なりすましメールでないことを証明し、受信者のメールサーバーに迷惑メールとしてブロックされにくくすることができます。Gmailの認証要件としてもこのDKIMが推奨されています。

参考: DKIM を使用してなりすましと迷惑メールを防止する - Google Workspace 管理者 ヘルプ

シンレンタルサーバーの用途別使用感

ECサイト

ECサイトとして利用できるショッピングカードもサーバーへインストール可能。特にショッピングカートのWordPressともいわれる汎用性が高いEC-CUBEが簡単インストールへ対応しており、初心者でも迷うことなくインストールすることができます。

オウンドメディア(ブログ・HP)

自社のオウンドメディアやブログを作成する際には、WordPressのでの運用がおすすめ。テーマ次第でコーポレートサイトにも、個性を出しながらのブログ運営まで幅広く利用できます。色んなテーマやプラグイン、カスタマイズ方法などが豊富で汎用性も高いです。

キュレーションサイト

アンテナサイトやキュレーションサイト、ニュースメディアなどの大規模サイトについてもWordPressで対応可能。簡単インストール機能で、初心者でも数分でWordPressのインストールが完了します。

シンレンタルサーバーでWordPressを運用するメリット

では次に、シンレンタルサーバーでWordPressを運用するメリットについて挙げていきます。

簡単インストールが利用できる

まずは、WordPressの簡単インストールが利用できるところ。WordPressのインストールは、実際にはサーバー側での設定作業があり、初心者の方にとっては結構難易度が高いです。(私も、初めの頃はWordPressのインストールに大分時間がかかりました、、、。)

その点、簡単インストールはインストールするドメインを決めて、あとはサイトタイトルやログイン情報を決めればあとはボタンを押すだけ。知識ゼロでもすぐにWordPressでブログやサイト運営がスタートできす。

電話サポートがある

また、地味にありがたいのが電話サポートがあるところ。これがあるレンタルサーバーは結構貴重です。多くのレンタルサーバーはメールやチャットでの問い合わせはできますが、電話サポートまでしてるところは少ない。エックスサーバーは電話サポートをしている数少ないレンタルサーバーの一つです。

メールやチャットだと、基本文章のやり取りになるので、相手の言っていることを理解するのも、こちらが言いたいことを文章にするのも、会話の3倍くらい労力使います。それに、ある程度のサーバーの知識や単語が分かってないと、そのやり取りにも結構苦労します。初心者の方こそ、電話サポートのあるサーバーを選ぶことを強くおすすめします。

プランによってはスペックそのままでエックスサーバーより安価で利用が可能

シンレンタルサーバーはエックスサーバーが運営しており、通常プランについては機能もほとんどエックスサーバーと同じ、と前にお伝えしました。

にもが関わらず、同じスペックのブラランで比べるとシンレンタルサーバーの方が月額費用が2、3割安くなっています。なので、コスパを重視するする人はもちろん、これから新しくサーバーを契約しようと思っていてエックスサーバーと迷っている方はシンレンタルサーバー一択と言っていいほどおすすめです。

より専用サーバーに近いビジネスプランまで幅広いプラン

さらに、シンレンタルサーバーにはより厳格にサーバー容量の保証されたビジネスプランも用意されています。
通常のレンタルサーバーは、容量(ここで書いた表の項目でいうと、SSDのディスク容量のこと。サーバーに入れることのできる情報量)は同じサーバー内に入っている他のユーザーと共有されます。

なので、同じサーバー内のあるサイトがアクセス数が過多になると、サーバー容量が逼迫され自分のサイトスピードが遅くなったりします。(サーバー容量を他サイトと共有しているレンタルサーバーを共有サーバー、容量がしっかり区分けされて分かれているサーバーを専用レンタルサーバーといったりします。もちろん、費用は専用サーバーの方が高額になります。)

シンレンタルサーバーはのビジネスプランはサーバー内で自分の部屋(容量)がしっかり区分けされている専用サーバーに近い運用が可能になります。

14日間の自動バックアップ

WordPressを運用していて、一番怖いのがデータの消失。何年も運営していたサイトが、手違いやサーバートラブルでデータが全部消えてしまった、、、というのは目も当てられません。私自身も、そんな経験が何度もあります。(あの時の背筋の凍りつきようは、二度と経験したくありません。。)

そんな時でも、シンレンタルサーバーでは14日間はデータが自動で保存されているため、復元が可能になります。この安心感はとてもありがたいです。

シンレンタルサーバーでWordPressを運用するデメリット

では逆にシンレンタルサーバーのデメリットについて挙げていきます。レンタルサーバーは一度契約すると長い付き合いになることが多い(一度運用スタートすると、頻繁にサーバーの引越しするのは大変なので)ので、良いところばかりでなく、ネックになる部分もしっかりと把握しておきましょう。

月額数百円~の超格安プランが無い

とは言え、シンレンタルサーバーは割と平均点が高く、弱みがあまり見当たらない。強いていうと、月数百円から運用できるような格安費用でまずは始めたい、という方には該当するプランは無いため、選択肢からは外れることになりそう。

シンレンタルサーバーで0からWordPressを立ち上げる手順

では、実際にエックスサーバーの契約からWordPressのインストールまでの具体的な手順を紹介していきます。

シンレンタルサーバーの契約

ではまずはシンレンタルサーバーの契約から。まず以下からシンレンタルサーバーの公式サーバーへ移動します。

【公式】シンレンタルサーバー

通常プランか、ビジネスプランかを選択し、あとはサーバースペックによってベーシック、スタンダード、プレミアムからチョイスします。(※WordPressをこれから運営したいと考えている方はとりあえずベーシックで十分です。あとからプラン変更も可能です。)

シンレンタルサーバーの申し込み画面

シンレンタルサーバーの申し込み画面

また、WordPressを運用する方は次の「WordPressクイックスタート」はぜひ選択しておきましょう。もちろん、サーバー契約後に管理画面「WordPress簡単インストール」からでも同じことが可能ですが、ドメイン取得~SSL設定まで一通りの基本設定を案内に従っていくだけでワンストップで設定完了します。

シンレンタルサーバーの「WordPressクイックスタート」設定画面

シンレンタルサーバーの「WordPressクイックスタート」設定画面

メモ

※設定するテーマは迷ったら「Cocoon」にしておきましょう。ブログにしろサイトにしろどちらでも汎用性もきいて使いやすいですし、カスタマイズ性も高く一番おすすめです。

 

WordPressクイックスタートのデメリットを一つ挙げると、無料お試し期間10日間がなく、そのままクレジットカード課金されること。お試し期間がどうしても必要という方は、まずはチェックを外して契約に進みましょう。

続いて個人情報などを入力します。

メールアドレスの認証。

個人情報の確認画面。

SMSの認証画面へ。

認証コードを入力して、申し込み完了です。

こちらが管理画面です。

サーバー契約特典の取得方法とWordPress初期設定まで

ではここからは、はじめにWordPressクイックスタートを設定せず、サーバーの契約だけを済ませた方向けのWordPress導入のやり方について解説していきます。

独自ドメイン永久無料特典/独自ドメイン1年無料特典

無料お試し期間を終了し契約完了すると、契約特典の独自ドメイン永久無料特典と独自ドメイン1年無料特典が受けられます。(※無料お試し期間は特に10日間フルで待つ必要はなく、管理画面からサーバー費用の支払いをすることで、すぐに本契約へ移行できます。)

シンレンタルサーバー料金支払い完了

支払いは上部タブの一番左「料金支払い」からできます。

料金支払いをすると、

ドメイン無料の特典の申し込みができるようになっています。

取得したいドメインの文字列を入力します。

.comや.netなどをトップレベルドメインといいますが、選んだ文字列と好きなトップレベルドメインの組み合わせを選んで取得申請をすることで取得完了します。

メモ

※トップレベルドメインですが、特にどのトップレベルドメイン名がSEOに強いなどはありませんので、(以前は.jpのドメインが強いなど通説がありましたが、今は特に根拠がありません。)好きな文字列を選んでOKです。ただ、ドメイン名の見た目の印象が気になる場合、.comや.netなどを選んでおくのが無難です。

WordPressのインストール

では次にWordPressのインストールをしていきましょう。

WordPress欄の「WordPress簡単インストール」をクリック。

あとは、「WordPressクイックインストール」と同じようにサイト情報をやテーマを選べばインストール完了。本当にとっても簡単です。

WordPressの基本設定

WordPressインストール完了後ももうひと踏ん張り。SSLやプラグインの導入など運営をスタートさせるまでにやっておきたい基本設定をやっていきましょう。WordPressの基本設定については、以下で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

→WordPressの初期設定|【超初心者向】WordPressの始め方を0から詳しく丁寧に

シン・レンタルサーバーでWordPressを運用するメリデメまとめ

ということで、ここまでシンレンタルサーバーとシンレンタルサーバーでのWordPress運用方法について一通り説明しました。

シンレンタルサーバーの運営元はエックスサーバーであり、エックスサーバーの姉妹サービスという位置づけです。機能面についてはエックスサーバーとほとんど同じですが、価格面のアドバンテージと専用サーバーに近い品質が担保されるビジネスプランがあるなど多様なニーズにも対応できるところが魅力です。

現状(あくまでも現状ですが)、エックスサーバーの上位互換サーバーといってもいいため、これからサーバー選びを考えている方はエックスサーバーよりもシンレンタルサーバーの方がおすすめです。(「WordPress簡単移行」でサーバー引っ越しもめちゃくちゃ楽になっているので、私も近々乗り換えるかも・・ボソッ。WordPress簡単移行についてはまたの機会に紹介しますね!)

【公式】シンレンタルサーバー

-WordPress