メディア運営

【超初心者向】WordPressの始め方を0から詳しく丁寧に|ドメイン、サーバーって何?

こんにちは!ハルログです。

今日はタイトルの通り、「WordPress構築完全ガイド」を詳しく説明していきます。アメブロやnoteをやっている方でWordPressに興味がある方も多いと思います。

ですが、「ハードル高いなー」と感じてなかなか手が出せない、という方のために「これさえ読んでおけば大丈夫!」というWordPressの構築から初期設定まで、紹介していきます。

WordPressってそもそも何?ドメイン?サーバー?それおいしいの?という方にもわかりやすく、丁寧に説明していきます。この記事を読めば、初心者でも0からWordPressの構築(WordPressのインストールから初期設定、つまり実際に記事を書き始められるまで)ができるようになりますので、ぜひ最後までお付き合いください。

前提:2つのWordPressの罠

早速WordPressの構築、に入る前に一つだけ前提として知っておかなければいけないことがあります。

それが、WordPressには言わば無料ブログのようにドメインとサーバーを必要とせず、登録してすぐに使えるようになる、WordPress.comと、今回紹介するドメインとサーバーを自前で用意して、WordPressのシステムだけを利用するWordPress.orgという二つのバージョンがあります。

現時点で、まだなにもWordPressに登録や使ったことがないというかたは、飛ばしてそのまま読み進めて下さい。

一方、今まで無料でWordPressを使ったことがある、登録した覚えがある、という方はWordPress.comへ登録している可能が高いので、まずは下記の記事からまずは確認を。

WordP言うとs構築のために必要な準備

では、まずWordPressを構築するために必要なものをそろえていきましょう。最低限必要なものとしては、次の2つです。

  1. ドメイン
  2. サーバー

この2つをまずは契約し、用意する必要があります。それぞれの用意の仕方について詳しく紹介していきます。

ドメイン名の決定と契約

まずは、ドメイン名を決めましょう。ドメイン名とは、web上のアドレス(住所)のことです。現在はGoogleをはじめとする検索エンジンが当たり前となっているため気づきにくいですが、普通はこのアドレスを一言一句間違うことなく打ち込まなければ、見たいWebサイトを閲覧することはできませんでした。

abcd-e.com/blog/202301-ab~

上記のような文字列を手打ちで打ち込むか、一度訪問したことがあるページはブックマークをしておくことで、閲覧することができます。(これを別の言葉でURLとも呼びます。)

そして、上記でいうところの abcd-e.com この部分がドメイン名と言われる部分。この部分はいわば家で言うところの家全体を指します。そして、/で区切ることで、部屋を作ることができるイメージ。

ドメイン名については、アルファベットや数字、ーなども使用できますし、なんなら日本語も設定できたりするくらい自由に設定できます。ただ一つ、ポイントは既に取得されている文字列のドメインは取得できない、というところ。

だって、同じ住所(ドメイン)がweb上に何個も存在したら、アドレスを打ち込んでもどのドメインに繋がっていいか困ってしまいますよね?なので、ドメインは世界でたった一つ、あなただけの文字列を選んで取得する必要があるのです。

ドメイン名が使用可能かどうか判別する方法

では、取得しようと思っているドメインが既に使用されてないか(取得可能かどうか)を判別する方法は簡単です。

以下のURLをクリックし、実際に得したいドメインを打ち込んでみてください。

→取得可能なドメインかどうか確認する。

ここで検索して、「取得可能です」と出ればその文字列はドメインとして取得可能です。取得画面へ進んで、ドメインを取得します。

レンタルサーバーの契約

次に、レンタルサーバーの契約です。ドメインという住所を手に入れた後は、実際にウェブサイトを格納する家が必要になります。その家=容れものがサーバーと呼ばれるものです。

このサーバーは自前で用意すると莫大な費用と管理コストが発生するため、レンタルサーバーと呼ばれるサーバーを貸し出してくれる業者からサーバーの一部を間借りするのが一般的です。

レンタルサーバーは一般的なマンションと同じで、間借りする広さ=容量によって費用も変動していきます。ただし、個人的なホームページの利用や小規模な企業のコーポレートサイトなどでは一般的に月額1000円程度の費用のプランで十分です。

ネームサーバー設定

次にネームサーバーの設定をやっていきましょう。ネームサーバーについてはレンタルサーバーの管理画面からやっていきます。

ネームサーバーの設定はドメインとサーバーを紐づけるために行います。

先ほどドメインとサーバーをそれぞれ契約、取得しました。ただ、このままではドメインとサーバーが関連づいていません。

家と住所は取得したのに、家がある場所と住所があべこべになっている状態です。現実世界では家が建つ場所(=サーバー)が決まれば、自動的に住所(=ドメイン)も決まります。(もちろんですよね。)

ですが、web空間には特定の場所があるわけではないため、家の建つ場所と住所をそれぞれ取得して、

「この家の建つ場所はこの住所ね!」

と関連付けてあげる必要があります。つまりそれが、ネームサーバーの設定という作業です。

 

具体的なネームサーバーの設定自体はそれほど難しいものではなく、サーバー側で指定されたネームサーバー名(複数あります。)をドメインの管理画面へコピペして設定するだけ。

浸透して紐づくまでには数十分から数時間くらいかかりますが、設定さえすればあとは勝手に紐づいてくれるのを待つだけです。(※数時間しても紐づかない場合には設定の仕方が間違っている可能性が高いです。)

メールサーバーの設定

最後にこれはおまけというか、直接WordPressの運用に関わるところではないのですが、WordPressでブログやサイトを運営していくにあたって、専用のお問い合わせメールアドレスを設定しておくと便利です。

ドメインとサーバーを契約すると、ドメイン名に関連したメールアドレスを取得することができます。もちろん、通常で使用するメールアドレスとしても使用することのできるものなので、汎用性は高いです。(※もし、お問い合わせのメールアドレスなどは普段よく使うGmailやスマホキャリアのアドレスを使うから必要ない、という方はここはすっ飛ばして下さい。)

WordPressのインストール

サーバーの契約、ドメインの取得、ドメインとサーバーの紐づけを行ってきました。ここまでで、WordPressのブログ、webサイトを構築するための基礎の土台(入れ物)ができました。

ここからはいよいよ、入れ物の中にWordPressのシステムをインストールしていきましょう。土地と住所が決まったので、実際にあなたの思うような家(=ブログ、ウェブサイト)を構築していきましょう。

サーバーへWordPressをインストールする

では、サーバーへWordPressをインストールしていきます。WordPressのインストールといっても、今やほとんどのサーバーでWordPressがワンクリックでインストールできる「簡単インストール機能」が実装されているものがほとんど。

サーバーの管理画面から文字通り簡単にインストールが完了します。

サーバーでSSL設定しWordPressのアドレス変更

さて、WordPressがインストールできました。ここからは、少し細かい調整をしていきましょう。

まずは、webサイトのSSL設定、これは必須です。SSLとは通信を暗号化する規格で、この暗号化の通信を行っていることで、セキュリティがしっかりしてますよ、ということになります。

で、このSSL化が今やスタンダードとなり、この設定をしていないウェブサイトについては、アクセスしたときにブラウザ上で「危険なサイトです」と警告が出たり、Googleなどの検索エンジンからの評価も低くなってしまいます。

なので、今やこのSSL化はブログ、サイト運営者にとって必ずしておかなければいけない設定の一つ。SSL化については、無料のものと有料のものがあり、各レンタルサーバー内にて設定可能です。

そして、有料もあるといいましたが、個人レベルやこれからウェブサイトを立ち上げて運営していこう、という段階であれば無料で十分です。

WordPressのテーマ設定

では次に、WordPressのテーマ設定をしていきます。ここまで住所と家の骨組みが立ったため、ここからは内装や外装をどうするか、間や取りはどうするか、というある意味一番楽しい部分に入っていきます。

そのブログやウェブサイトの見た目や機能的なところを一発で変更できるのがテーマ(テンプレートとも言います。)。いわゆる、ブログやウェブサイトの着せ替えのようなもので、このテーマで何を選ぶかで、使い方や見え方、機能などが全く変わってくるのです。

WordPressをインストールしたときについてくるデフォルトのテーマや、無料で提供されているテーマもありますが、有料で販売されているテーマもあります。

どちらがいいかは使い方や各人の好みによっても違いますが、これ!というデザインやこだわりがない方は、まずは無料のテーマでスタートでも全然大丈夫です。(今、無料で提供されているものの中には、有料で販売されていてもおかしくないほど、高性能で見た目もきれいなサイトが作れるテンプレートも結構ありますからね。)

ですが、これからブログやサイトを運営していって、いずれは有料テーマが欲しくなるタイミングもあると思うので、その時にはしっかり有料テーマを購入して、本格的に運営を始めていきましょう。

WordPressの初期設定

では続いて、WordPressの初期設定をしていきましょう。ここまでで記事を書くという基本的なところはできますが、実際に運営をしていくとなると、やっておくと便利な初期設定というものがいくつかあります。

これまでかなりエネルギーも使って、疲れたと思いますがもう少しです。「もう頑張れない~」という方は、ちょっとコーヒーブレイクでもして休憩しながらやっていきましょう!

不要テーマとプラグインの削除

まずは、不要テーマとプラグインの削除から。WordPressインストール後のデフォルトの状態だと必要のないテーマとプラグインがあったりします。

代表的なのが"Hello dolly"で、これはWordPress運営には全く関係ありませんが、なぜかインストール後に必ず入っているプラグインなので、削除しておきましょう。

また、テーマについても、デフォルトでいくつか入っているものについては削除しても構いません。

ユーザー情報設定

 

次に、ユーザー情報の設定。ここでは、運営者情報やWordPressを複数人で運営する場合に記事作成者のユーザー情報を登録しておきます。

これを登録しておくと、管理画面上で記事作成者の名前が出るので誰が作成した記事なのかというのがわかりやすいですし、記事投稿したに執筆者プロフィールとして載せることもできます。

パーマリンク初期設定

パーマリンクとは、平たく言うとドメイン以下のURLのこと。契約したドメインの後ろに、https://abc.com(ここまでがドメイン部分)/abcd-efg/と続くのがURLです。

この場合のパーマリンクは/abcd-efg/の部分。これを記事毎に設定することで、各記事後別のインターネット上の住所ができるわけです。(※同じドメイン内で同じパーマリンクを使用することができません。同じ住所ができてしまったら、URLをたたいたときにどちらに遷移していいのかわからなくなりますよね。)

ちなみに、WordPressはデフォルトで /?p=数字 のようなパーマリンクが自動生成されるような設定になっていますが、できれば数字のみでの識別となるので無機質で閲覧している人もなんのページなのかがわかりにくいです。(あんまりURLを気にしてみている人も少ないかもしれませんが・・・)

SEO(検索エンジン上で自身の記事を上位表示させる施策)の観点からも、パーマリンク内にはその記事を象徴するようなキーワードを入れておいたほうが良いという部分もあるので、パーマリンクは自由に設定できるように変更しておきましょう。

メニュー設定

続いてメニューの設定をしていきましょう。メニューとはいわゆるページのナビゲーションのこと。ページ上部にありどのページにいっても変わらないメニューをグローバルナビゲーションともいいます。

逆にページ下部にあるメニューをフッターメニューといい、共通点としてはどのページからも主要なページ(お問い合わせページやトップページなど)への導線です。

どのページからも迷わずトップページや主要なページに戻れるというのは非常に重要で、特にページ数が増えれば増えるほど閲覧者は今どこにいて、どうやったらホームへ戻れるのかがぱっとわからないと、そこでサイトを離脱してしまう原因ともなり、せっかく訪問してくれた方にしっかり情報提供することができません。

こういったユーザビリティ(訪問者の使いやすさ)の観点からみてもメニューの設定は必須です。ヘッダーメニュー(グローバルナビゲーション)とフッターメニューの2つを設定すればひとまずOK。それぞれの設定方法と、ナビゲーションへ設定するそれぞれおすすめの設定項目を紹介します。

プラグイン設定

次にプラグイン設定。冒頭に不要なプラグインを削除する工程を紹介しましたが、ここではWordPress運営に欠かせない主要プラグインを紹介します。

Contact Form 7

ウィジェット設定

では最後にウィジェット設定についてお伝えします。ウィジェットについては、簡単に言うとページ以外の部分を有効活用できるスペースに設定する項目のこと。

代表的なのがサイドバーで、ここにサイト運営者のプロフィールやカテゴリーを設定する場合が結構多かったりしますね。

ほかにも、記事が終わった直後に関連記事を設置したり、記事の目次下に関連商材のアフィリエイトバナーを張ったりもクリック1つで全ページに設定可能です。

ここでは、おすすめのウィジェットゾーンとそこに設置するのがおすすめのウィジェットについて紹介します。

WordPress本格運用のために:ads.txtとリダイレクト設定

最後に、これはWordPressを初めてインストールした現段階ではまだ必要な設定ではありませんが、WordPressを本格的に運用していくにあたって、ゆくゆくは避けては通れない2つなので、ここでもさらっと紹介しておきます。

ads.txt設定とは?

まず、ads.txtですが、これはWordPressを運営してアクセスがくるようになれば、クリック収入型の広告も貼ることができるようになります。この広告をGoogleアドセンスといいますが、Googleアドセンスの広告を設定する際に推奨されているものです。

結論から言うとads.txtが設定されていないと自分のサイトに表示されるはずの広告が、悪意のある第三者によって全く別のサイト内にて表示され、広告収入を横取りされることになりかねないのです。

それを防ぐために、ads.txtファイルをWordPressをインストールしたドメイン内に設置することで、広告配信を行っているのは間違いなく自分のサイトだ、と証明することができます。

具体的な作業としてはファイルをサーバーの指定箇所へアップロードするだけなので、それほど難しいことではないですが、FTPソフトって何?ルートドメイン直下って何?という方にとってはなかなかとっつきにくい部分となります。※ただし、今は管理画面上で簡単に設定できるレンタルサーバーがあります。

リダイレクト設定とは?

これは、WordPressの初期設定のところで紹介したパーマリンクを変更した場合や、似たような2つのページがあった場合、1つのページへ統合する目的で、元のページURL(パーマリンク)→統合先のページURL(パーマリンク)へ自動転送させる、という設定です。

この設定はサーバーへ直接コードを記述する必要があったりするので、先ほどのads.txtファイルのアップロードよりさらにとっつきにくい部分です。※こちらも、現在は管理画面上でさっと設定できるレンタルサーバーあるため、そういったサーバーを利用することで、設定自体は誰でも簡単にできるようになっています。

まとめ

ということで、WordPressの構築から初期設定まで順を追って説明しました。

基本的には

  1. ドメイン取得、サーバー契約、WordPressのインストール
  2. インストール後の初期設定

この2ステップです。

つまづきやすいところとしては、ドメインとサーバーの紐づけ(ネームサーバー設定)とSSL設定(https://~のアドレスにする)くらいで、あとは順番にやっていけば、大体2時間もあれば完了するはずです。

初心者の方にもわかりやすく、より詳細に具体的にを心掛けたつもりですが、途中わからないところなどあった場合は、遠慮なくコメントなどで教えて下さい!そこを踏まえて記事も随時アップデートさせていただきます^^

ではでは、今回の記事を参考にして、ぜひWordPressの運営にチャレンジしてみてくださいね。

-メディア運営